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【LINNE LENS】お魚好きとしても、エンジニアとしても心惹かれるアプリ(その1)

めちゃくちゃ面白いアプリなので、ずっと遊んでいる。

先日、鴨川シーワールドがTwitterで、「LINNE LENS」というアプリを紹介していた。

「LINNE LENS」は生き物の種類を教えてくれるアプリだ。
スマホを生き物にかざすだけで、その生き物の種類を自動的に教えてくれる。

無料会員だと制限はあるけど、今、鴨川シーワールドでは無料お試しキャンペーンを開催しているらしい。

1. お魚好きとして、「LINNE LENS」を使ってみた!!

生き物の種類を教えてくれる「LINNE LENS」。
はたして、その実力はどんなものなのか?

魚オタ、、、お魚好きとして、非常に興味をもったので、実際に「LINNE LENS」を使ってみた。

「LINNE LENS」はアプリをインストールすれば、すぐに使うことができる

早速アプリをダウンロードして、手持ちの「カゴカキダイ」と「ネジリンボウ」の写真を「LINNE LENS」に読み込ませてみる。

すると、以下のような画像が生成された。

カゴカキダイ
100%の確率でカゴカキダイと判別できている
ネジリンボウ
89%の確率でネジリンボウと判別できている

おおっ!!
どちらも高い確率で、「カゴカキダイ」と「ネジリンボウ」と認識できてるね。

個体の名前やその確率まで、きちんと認識できてて、非常に面白い。
このアプリを水族館で使うと、すごく楽しめそうだ!!

2.エンジニアとして、「LINNE LENS」の実力は?

お魚好きとして非常に満足なアプリだが、個人的に、エンジニアとしてもこのアプリの実力を知りたい!!

そんな感情にかられ、色んな魚を「LINNE LENS」に読み込ませて、その実力を確かめてみた。

先に書いとくけど、「このアプリを作った人は、ものすごく生き物が好きな人たち。こんなに精度の高いアプリを作った人たちを尊敬します。

ただ、色々な魚を読み込ませていくと、その精度に対する課題もいくつかみえてくるね。

①個体差による色の違い

まず、気がついたのは、個体差による色の違いには対応し切れていないことだ。

すごく意地悪だとは認識しつつ、「カミソリウオ」のペアを「LINNE LENS」に読み込ませてみた。

カミソリウオのペア
緑の個体はカミソリウオと判別できてるけど、
褐色の個体は違う生き物と判別されてしまってるね

「カミソリウオ」は海藻に擬態しながら、よくペアになって泳ぐ魚だ。個体差が大きく、体の色は緑色や褐色、赤色など様々な色をしていることでも知られている。

「LINNE LENS」で読み込んでみると、緑の「カミソリウオ」は正しく認識できている一方で、褐色の「カミソリウオ」は正しく認識されず、「ヒメメリべ」と認識されてしまった。

ヒメメリベはウミウシの仲間。たしかに色合いは似てるんだけどね〜笑)

「カミソリウオ」の結果をみると、個体差による体の色の変化は認識が難しそうだね!

②リストにない生き物

さらに、色々な魚を調べていくと、「LINNE LENS」に登録されていない魚もみつけることができた。

「ガラスハゼ」というハゼの仲間だ

「ガラスハゼ」は海藻の枝で生活する小型のハゼ。
非常に小さな魚だけど、ダイバーからの人気は非常に高い。

私の所持している「ガラスハゼ」の画像を「LINNE LENS」に読み込ませてみたけど、「ハゼのなかま」と認識されてしまった。

ガラスハゼ
どうやらガラスハゼはアプリのリストになかった模様
ハゼの仲間といった表記になっている

他の「ガラスハゼ」の画像で試しても、「ハゼのなかま」と表示されており、「ガラスハゼ」と表示されることはない。

これは「ガラスハゼ」自体が「LINNE LENS」のリストにないことが考えられる。

リストにない種類の魚は、最低でも種別の判定を表示する仕様のようだ。


以上みてきたように、「LINNE LENS」というアプリの実力を確かめてみた。
何度も書くけど、このアプリを作った人は、本当に生き物が好きな人たちだ。

そこにリスペクトしつつ、このアプリの仕組みや実力に非常に興味を持っている。

そこで次回は、このアプリの実力をさらに深く調べていきたい。

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