【LINNE LENS】お魚好きとしても、エンジニアとしても心惹かれるアプリ(その1)
めちゃくちゃ面白いアプリなので、ずっと遊んでいる。
先日、鴨川シーワールドがTwitterで、「LINNE LENS」というアプリを紹介していた。
「LINNE LENS」は生き物の種類を教えてくれるアプリだ。
スマホを生き物にかざすだけで、その生き物の種類を自動的に教えてくれる。
無料会員だと制限はあるけど、今、鴨川シーワールドでは無料お試しキャンペーンを開催しているらしい。
1. お魚好きとして、「LINNE LENS」を使ってみた!!
生き物の種類を教えてくれる「LINNE LENS」。
はたして、その実力はどんなものなのか?
魚オタ、、、お魚好きとして、非常に興味をもったので、実際に「LINNE LENS」を使ってみた。
「LINNE LENS」はアプリをインストールすれば、すぐに使うことができる。
早速アプリをダウンロードして、手持ちの「カゴカキダイ」と「ネジリンボウ」の写真を「LINNE LENS」に読み込ませてみる。
すると、以下のような画像が生成された。
おおっ!!
どちらも高い確率で、「カゴカキダイ」と「ネジリンボウ」と認識できてるね。
個体の名前やその確率まで、きちんと認識できてて、非常に面白い。
このアプリを水族館で使うと、すごく楽しめそうだ!!
2.エンジニアとして、「LINNE LENS」の実力は?
お魚好きとして非常に満足なアプリだが、個人的に、エンジニアとしてもこのアプリの実力を知りたい!!
そんな感情にかられ、色んな魚を「LINNE LENS」に読み込ませて、その実力を確かめてみた。
先に書いとくけど、「このアプリを作った人は、ものすごく生き物が好きな人たち。こんなに精度の高いアプリを作った人たちを尊敬します。」
ただ、色々な魚を読み込ませていくと、その精度に対する課題もいくつかみえてくるね。
①個体差による色の違い
まず、気がついたのは、個体差による色の違いには対応し切れていないことだ。
すごく意地悪だとは認識しつつ、「カミソリウオ」のペアを「LINNE LENS」に読み込ませてみた。
「カミソリウオ」は海藻に擬態しながら、よくペアになって泳ぐ魚だ。個体差が大きく、体の色は緑色や褐色、赤色など様々な色をしていることでも知られている。
「LINNE LENS」で読み込んでみると、緑の「カミソリウオ」は正しく認識できている一方で、褐色の「カミソリウオ」は正しく認識されず、「ヒメメリべ」と認識されてしまった。
(ヒメメリベはウミウシの仲間。たしかに色合いは似てるんだけどね〜笑)
「カミソリウオ」の結果をみると、個体差による体の色の変化は認識が難しそうだね!
②リストにない生き物
さらに、色々な魚を調べていくと、「LINNE LENS」に登録されていない魚もみつけることができた。
「ガラスハゼ」というハゼの仲間だ。
「ガラスハゼ」は海藻の枝で生活する小型のハゼ。
非常に小さな魚だけど、ダイバーからの人気は非常に高い。
私の所持している「ガラスハゼ」の画像を「LINNE LENS」に読み込ませてみたけど、「ハゼのなかま」と認識されてしまった。
他の「ガラスハゼ」の画像で試しても、「ハゼのなかま」と表示されており、「ガラスハゼ」と表示されることはない。
これは「ガラスハゼ」自体が「LINNE LENS」のリストにないことが考えられる。
リストにない種類の魚は、最低でも種別の判定を表示する仕様のようだ。
以上みてきたように、「LINNE LENS」というアプリの実力を確かめてみた。
何度も書くけど、このアプリを作った人は、本当に生き物が好きな人たちだ。
そこにリスペクトしつつ、このアプリの仕組みや実力に非常に興味を持っている。
そこで次回は、このアプリの実力をさらに深く調べていきたい。