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2021年ドラフト直前指名予想 ~巨人・東北楽天・阪神・千葉ロッテ・東京ヤクルト・オリックス編~

1.読売ジャイアンツ指名予想

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ここまで6球団の予想を書かせていただきましたが、各球団に時間を割きすぎてあっという間にドラフト当日を迎えそうなので、上位球団の予想は手短に書かせていただきます、申し訳ありません。巨人は10日現在で支配下選手の戦力外通告は3年目の松井義弥選手のみであり、今後退団する可能性の高い選手を青字で表記させていただきます。今年は新型コロナの影響もあり新外国人が軒並み外れ、ここまで3位と3連覇が黄信号となってる巨人ですが、今年は大竹寛投手や野上亮磨投手、陽岱鋼選手などFA戦士が厳しい立場となりチームの入れ替えが起こることが予想されます。補強ポイントは投手・捕手・外野手など全体的に及ぶものの、やはり投手の補強が至上命題かと思われます。そこで巨人の1位候補を検討した時に、無難に高校BIG3の誰かを1位入札されることが想定されます。その中でも市和歌山の小園健太投手を1位入札にするかと思われます。近年の上位指名選手を確認すると堀田賢慎投手と山崎伊織はトミージョン手術明けで来季は慎重な起用が想定され1軍の戦力になるかどうかは不透明であり、昨年1位の平内龍太投手は1軍デビューを果たしたものの振るわずファームでも何とも言えない成績ですが、リリーフへの適正を見せるなど来季への希望を持ちつつあります。そうなると比較的頭角を現すのが早そうな完成度の高い小園投手が巨人的には1番理にかなっているかと思われます。

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巨人は5日のスカウト会議では1位指名に関して明言をさけたものの、1位2位の上位指名に関しては投手を指名予定と大塚副代表からリリースさてれおり、1位入札に関しては高校BIG3の小園投手で行くと予想されます。最終的には小園投手か森木投手のどちらかだと思いますが、完成度の高い小園投手で1位入札に行くと考えられます。しかし近年の巨人は抽選に弱く、16年田中正・17年清宮・18年根尾・19年奥川・20年佐藤輝と5年連続で抽選負けしており、外れ1位でも16年佐々木・17年村上・18年辰巳・19年宮川と4年連続外れ1位も外すほど深刻であり、競合必至な小園投手を敢えて行かずに西日本工大の隅田投手や明桜の風間投手にシフトチェンジする可能性もありましたが、8日に西武が隅田投手、9日にソフトバンクが風間投手を1位指名公言しており、どの道に行っても抽選が避けられない状況となったため、抽選するなら小園投手に行くと思われます。抽選を当てることに越したことはないのですが、データが物語るように当たる保証もないので外れ1位候補も検討した結果、外れ1位には天理の達孝太投手に行くと予想されます。高校BIG3に1位入札しに行って抽選を外したチームは全球団達投手に行くと考えられ、ここでも抽選が発生すると予想されます。ここでも外した場合は2位以降に検討していた選手の繰り上げが濃厚ですが、巨人の選手層を考えた時に右打の外野手が手薄ということもあり、このタイミングで慶應大の正木智也選手に行く可能性も無くはないと考えられます。小園投手・達投手・正木選手、この3選手の誰かが巨人の1位指名選手になると予想します。2位には東北福祉大の椋木蓮投手が残っていたら椋木投手を獲得したいのですが、外れ1位候補にも挙がる椋木投手なので残っていない可能性もあり、その際には関西学院大の黒原拓未投手の指名が予想されます。黒原投手に関しては阪神やヤクルト等も欲しい投手だと思われますので、よりウェーバー順の早い巨人がこのタイミングで確保するのも面白いと思います。3位には享栄の竹山日向投手を予想します。1位で正木選手になった際にはここは投手が堅いと思われますが、小園投手や達投手だった場合は野手の可能性もあります。しかし竹山投手に関しては彼の投げる試合で巨人のスカウト陣が熱視線を送っていたり、評価のコメントを出している辺り指名が濃厚と考えられます。昨年3位で中京大中京の中山礼都選手を獲得している経緯もあり、ここで中京圏の好素材を指名するよ予想します。4位には駒大の鵜飼航丞選手を予想します。飛ばす距離に関していえば今ドラフト候補生の中でもトップクラスを誇る鵜飼選手を外野の手薄な選手層を考慮してこの順位に残っていたら獲得するような気がします。5位には青森大の長谷川稜祐投手を予想します。近年は八戸学院大の髙橋優貴投手や青森山田の堀田投手、06年には光星学院の坂本勇人選手を指名して名球会プレイヤーへと成長するなど東北地区からの指名が多く、当時の坂本選手の担当スカウトだった大森剛氏が統括ディレクターに昇進するなど巨人における東北地区は重要な地区と考えられます。長谷川投手は155キロの速球を誇る大学屈指の速球投手ですが、まだ粗削りな部分もあり、将来性のある投手です。ファームで何かを掴み戸郷投手や髙橋優投手のように早期からの台頭に期待です。6位には三島南の前田銀治選手を予想します。正木選手を1位で獲得した場合にはここで内野手や捕手を指名する可能性もありますが、投手だった場合は外野手が2枚は欲しいと考え前田選手の指名が考えられます。

2.東北楽天ゴールデンイーグルス指名予想

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10日現在でCS進出ラインとなる3位に位置する楽天。ベテランの藤田一也選手に来季構想外を伝えるも戦力外通告は藤田選手のみとなっているため、退団の可能性のある選手を青字で表記させていただきました。全体的に補強ポイントがある印象ですが、昨年に続いて先発の出来る左腕投手・右打の外野手が最優先事項と考えます。そこで仙台高校出身の筑波大学の佐藤隼輔投手を1位入札するのではないかと考えます。昨年は4球団競合の末に早川隆久投手を獲得、早速ルーキーイヤーから活躍する早川投手を見るに今年も即戦力左腕を獲得して来季の構想に入れたい所です。

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1位に関しては2~3人投手野手ともにリストアップしたとされている楽天。野手に関しても補強がマストな状況ではありますが、1位は筑波大の佐藤投手で間違いないと思います。東北の逸材には積極的に動く傾向があり、07年仙台育英の佐藤由規投手・09年花巻東の菊池雄星投手・19年大船渡の佐々木朗希投手を1位入札した経緯があるため仙台出身の佐藤投手の入札はかなり可能性あると思っています。しかし明桜の風間球打投手も秋田の高校とあってこちらにも行く可能性はありますが、風間投手に関してはソフトバンクが公言している関係で被せに行く可能性は考えにくいかなと。佐藤投手を抽選で外した場合の外れ1位候補として法政大学の山下輝投手を予想します。大学の集団クラスターにより活動自粛を経て1ヶ月遅れでリーグ戦が始まった影響もありドラフト前日の試合が今秋ドラフト前唯一の登板となってしまいましたが、ブランクの影響を感じさせない7回2失点12奪三振で健在ぶりをアピールしました。佐藤投手や隅田投手を抽選で外したチームの外れ1位として山下投手に指名が集中しそうな予感がします。2位には昌平高校の吉野創士選手を予想します。来季25歳になるオコエ瑠偉選手以下の右打外野手が皆無な点と長距離を打てる打者が現状育ってないことを考えると、将来性豊かな右の長距離砲外野手である吉野選手に白羽の矢が立つと考えられます。3位には富士大学の山城響選手を予想します。2年前のドラフト1位の小深田大翔選手や今季ブレーク中の山崎剛選手など遊撃候補が出てくる一方で二塁手の浅村栄斗選手の負担減や将来のことも考え、強打の二塁手である山城選手を予想します。4位では捕手を補強すると考えられ関西大学の久保田拓真選手の指名を予想します。近年捕手の補強に積極的な楽天でありますが、1軍に定着している捕手は移籍してきた炭谷銀仁朗選手と3年目の太田光選手っくらいで、今季出場機会のなかった捕手には来季構想外の可能性があるのでドラフトでは1人捕手を取ると思われます。久保田選手は強打の捕手で楽天捕手陣にいるディフェンス寄りの選手とは一線を画す選手かと思われます。5位6位には即戦力の大学生投手を獲得すると考えられ、横浜商科大学の飯田琉斗投手や明星大の権田琉成投手の指名が予想されます。今季もリリーフに課題を残した投手陣を考えると来季からブルペン陣に入れるような即戦力投手の獲得をこの順位で獲得したいと考えます。

3.阪神タイガース指名予想

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続いて阪神タイガース。開幕から首位を走り現在はヤクルトと熾烈な優勝争いをしている阪神ですが、戦力分布を見てみると順調に世代交代を図っていることが伺えます。中田賢一投手、岩田稔投手、桑原謙太朗投手は引退発表し伊藤和雄投手には戦力外通告をしているためチェン投手エドワーズ投手を除くと31歳の西勇輝投手が最年長となる若返りっぷりとなります。野手でも糸井嘉男選手を除くと助っ人のロハスJr.選手が31歳の最年長となり、働き盛りの中堅選手がまだ数年は活躍が期待されるため、阪神は2年前にもあった高校生主体のドラフトを今年もやるのではないかと考えられます。そこで1位も高校生に行くと考えられ、高校BIG3の中でも阪神は高知高校の森木大智投手に1位入札すると予想されます。高校時代には明徳義塾に阻まれ甲子園のスターになることは出来ませんでしたが、プロの舞台で甲子園のスターになるチャンスがある阪神が1位で行くのではないかと考えられます。

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1位入札予想の森木投手は抽選による競合が必須の選手であるので、仮に抽選で外した際の外れ1位候補として天理高校の達孝太投手を予想します。阪神と達投手の間ではプロ志望届提出前に面談を行いプロアマ規定違反のルール破りを犯し両者の間に微妙な空気が流れていますが、森木投手を外したらそんなこと言ってられないとは思うので達投手に行くと予想されます。2位には即戦力の左腕として関西学院大学の黒原拓未の指名が予想されます。今季は2年目の及川雅貴投手が健闘しているものの、将来的には先発をすると考えられます。そうなると岩崎優投手しか計算できる左のリリーバーがいないので黒原投手が入団したらルーキーからフル回転で起用されることが予想されます。3位には智弁学園の前川右京選手を予想します。昨年1位で佐藤輝明選手を獲得しましたが、佐藤選手は三塁手としての起用構想もあるため将来性のある外野手として前川選手を指名予想します。4位には即戦力投手としてセガサミーの横山楓投手を予想します。リーグワーストの防御率となっている救援陣の整備が急務の阪神とあって速球とフォークで奪三振を奪える横山投手はリリーフ向きで阪神の救世主になるかもしれません。5位6位では将来性のある高校生を獲得すると思われ、明徳義塾の代木大和選手と高野山の渡邊大和選手を指名予想します。代木選手は明徳義塾のエースとして甲子園でも活躍しましたが、甲子園でも魅せた打者としての魅力があり、指名後は野手として育成していくと予想されます。渡邊選手は甲子園こそ出場無いもののパンチ力ある大型内野手として期待されます。阪神は近年左打の俊足巧打タイプの高校生内野手を獲得しており、長距離が期待できる右の高校生をここで獲得するのも面白いと思います。

4.千葉ロッテマリーンズ指名予想

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続いて千葉ロッテマリーンズ。昨年は若手選手を起用しながら2位に入るなど井口政権は確実に力を付けており、今年はオリックスとの優勝争いを今も繰り広げながら若手選手も積極的に起用してチームを勝たせながら育成もするダブルスタンダードの采配を見せているロッテは今年は高校生投手を1位で獲得するのではないかと思われます。そこで予想されるのが市和歌山の小園健太投手です。近年では佐々木朗希投手や中森俊介投手など高校生スター投手を獲得し、吉井投手コーチのもとでじっくり育成していることを考えると今年も高校生投手を獲得しても何の不思議もありません。

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指名予想はこうなっています。現時点で指名の公言は無く高校BIG3や即戦力左腕をリストアップしていると思われますが、抽選に強いロッテは迷わず競合に来ると思われ小園投手を1位入札に来ると思います。当日は井口監督が抽選をするらしいので18年藤原・19年佐々木と目玉選手を引いてきた黄金の右手に期待大です。仮に外した際の外れ1位候補として法政大学の山下輝投手を予想します。昨年も早大早川投手を外して外れ1位で法大の鈴木昭汰投手を指名し、抽選の結果交渉権を獲得して入団しました。先発の出来る山下投手の獲得が出来れば鈴木投手をリリーフに回すことで出来手薄なリリーフ左腕に厚みをつけられ、ブルペン陣を強化することが出来るので千葉・木更津総合の地元出身の山下投手を指名すると予想します。2位には捕手を獲得と思われ市和歌山の松川虎生選手の指名を予想します。小園投手を獲得出来たら2位は迷わず松川選手ですが、そうじゃない場合でもロッテにとって松川選手の獲得は理想的と言えます。今季シーズン途中にトレードで加藤匠馬選手を獲得し、後半戦で活躍しているようにロッテの捕手陣は他球団と比べると手薄な印象を受け、特に若い世代での捕手は不在の事情を考えると高校生捕手の獲得の可能性は大いにあると考えられます。そこで高校No.1の松川選手をこの順位で獲得することに異論はないかと思われます。3位には独立リーグ火の国サラマンダラーズの石森大誠投手を予想します。石森投手は左腕ながら155キロの速球を投げる剛腕であり、筆者も動画で見てそのストレートの質に驚きました。ブルペン陣に左腕が不在のロッテの補強ポイントとしたらピンズドな選手であると考えます。4位では二遊間を守れる選手として日本大学の峯村貴希選手を予想します。187センチで大型ながら身体能力の高い峯村選手は昨年指名した小柄な俊足好打タイプの小川龍成選手とは住み分けが出来ますし、次世代の内野陣を考えた時に欲しい選手であります。5位には二松学舎大付属の秋山正雲投手を予想します。筆者が今季現地で見た左腕投手で1番いい球を投げていたのが秋山投手で、この選手のタイ右打者へのクロスファイアは高校生のそれとは思えない力強さを感じました。20代前半の左腕が手薄なチーム事情もあり下位で左腕高校生を獲得する可能性があり、その中では秋山投手を私は推薦したいと思います。

5.東京ヤクルトスワローズ指名予想

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続いて現在優勝争いをしながら首位を走る東京ヤクルトスワローズ。昨年は最下位だったものの主力選手のFA流出を阻止すると、オスナサンタナ両選手を補強するなどストーブリーグでは1番話題を提供していたヤクルトがその成果を表し現在では6年ぶりの優勝に向けて走っている状況です。そんなヤクルトはドラフト前に3選手の戦力外通告と雄平選手の引退を発表しました。近年は投手崩壊が進んでいた影響で投手中心の指名を行っていましたので今年は野手も獲得する可能性も無くはないですが、今年の候補選手とヤクルトのニーズが合わない感じもあるので上位は投手で行くと思います。1位入札には高校BIG3や即戦力左腕の隅田投手の名前が挙がるものの、三菱自動車倉敷オーシャンズの廣畑敦也投手を1位で行くと予想します。投手陣の整備に成功しここまで優勝争いをしているヤクルトですが、15年の優勝時のように15年で投手陣が疲弊して翌16年にそのツケが回り17年にはシーズン95敗で最下位に転落した過去があるので、優勝しそうだからこそここで投手陣に厚みを持たせるために投手補強が予想され、社会人No.1の廣畑投手に行くのではないかと考えられます。

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指名予想はこうなっています。廣畑投手に関しては昨年の都市対抗野球で王者JFE東日本を倒して評価を上げた頃から夏までは絶対的な1位候補で競合もありうるという立ち位置の選手でしたが、ドラフト前の都市対抗予選で不調だったのもあり現在は評価を少し下げている印象があるので、1位で入札すれば単独で交渉権を獲得出来る可能性が高いです。外れ1位として椋木蓮投手を挙げますがほぼ単独指名できると思われます。2位では創価大学の鈴木勇斗投手を予想します。今年は髙橋奎二投手が台頭しましたが、投手陣のラインナップを見るに左腕投手が不足している印象があり、即戦力として期待される鈴木投手を2位で行く可能性は高いと思われます。3位では国士舘大学の池田来翔選手を予想します。ヤクルトは長年山田哲人選手が君臨し次世代として廣岡大志選手が控えていましたが、その廣岡選手をトレードで放出してしまった影響で右打の内野手最年少が山田選手になる異常事態が発生しています。そこで右の内野手として期待されるのが池田選手で、池田選手は東都2部に所属しながらも2部の相手には恐れられ勝負を避けられるほどの強打者として君臨しており、今のヤクルトに欲しい選手であります。4位には大阪桐蔭の松浦慶斗投手を予想します。若手左腕投手が手薄な事情もあり高校生左腕は1人欲しいところであり、大型左腕で注目されていたものの今年評価を上げることが出来なかった松浦投手がこの順位で取れるのではないかと考えられます。5位にはNTT西日本の藤井健平選手を予想します。右の内野手程ではないですが、左の外野手も雄平選手の引退や坂口智隆選手の高年齢化で今後手薄になるのは間違いないので、ここらで3拍子揃った藤井選手を獲得出来たら良いドラフトになります。6位は指名するかどうか分からない枠にはなりますが、捕手を1人取ると予想され国学院大学の福永奨選手を予想します。

6.オリックスバファローズ指名予想

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最後はオリックスバファローズ。昨年最下位だったチームを立て直しここまで優勝争いをしているオリックスですが、優勝争いの原動力と言えば間違いなく山本由伸投手や宮城大弥投手などの若手投手陣です。このチームは全体的に若く2年目の宮城投手や紅林弘太郎選手など若くして台頭してる選手が多いのもあり、今の主力選手が抜けても新たな戦力が出てきそうな雰囲気もあって今ドラフトも昨年同様高校生主体で行くのではないかと考えられます。そこで予想されるのが高知高校の森木大智投手です。山本投手はいずれMLB挑戦するのは間違いないとされており。その次世代にあたる投手として昨年は山下瞬平大投手を獲得しており山下投手に続き森木投手を獲得して将来の投手王国の形成に力を入れることが考えられます。

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1位入札に関する公言の情報は無く、リストアップした中から当日決めると思われますがおそらく高校BIG3の誰かに行くと思われ、その中で森木投手に行くと予想します。森木投手を外した際には天理の達孝太投手を外れ1位で指名すると思われます。昨年の山下投手同様森木投手や達投手といった大型投手の獲得をすると思われますが、左腕投手が手薄な事情も考慮すると即戦力左腕の可能性も無くはないと思われ、田嶋大樹投手や宮城投手に続く投手としてJR東日本の山田龍聖投手を指名するかもしれません。ウェーバー順の関係で2位と3位が同時に来ることからここでは同格としいて考えます。まず指名の可能性があるのは岐阜第一の阪口樂選手です。岐阜第一では二刀流をやっていた阪口選手ですがプロでは野手として育成されることが予想されます。現中日の加藤翼投手(帝京大可児)から放った一発は驚愕なものであり、雰囲気も打者の大谷翔平選手を彷彿とさせます。阪口選手と悩んだのが関西大学の野口智哉選手です。関大六大学リーグを代表する好打者は力強いスイングが魅力で、オリックスには吉田正尚選手というお手本もいるため野口選手的にもオリックスは環境に適していると思います。現在遊撃には紅林選手、三塁には宗佑磨選手がレギュラーとして君臨しているためオリックスでは外野手として出場することが予想されます。3位では即戦力投手を獲得することが予想され、日本大学の赤星優志投手が良いと思います。今秋で評価を急上昇させていることもあり限りなく2位に近いこの位置での獲得が必須であり、先発・リリーフどちらも適正のある赤星選手を3位で予想します。4位では捕手を1人獲得すると思われ、理想としては高校生捕手を獲得したいですが、この順位ですと松川虎生選手は上位指名が予想され県岐阜商の髙木翔斗選手もウェーバーの影響で残るかどうかのラインかと思われます。そこで関西大学の久保田拓真選手を予想したいと思います。今年は伏見寅威選手がマスクを被ることが多かったオリックスですが、若月健矢選手や頓宮裕真選手も出場機会があったことから久保田選手も来季から捕手陣のレギュラー争いに十分参加出来ると思います。5位には即戦力投手として松井友飛投手を予想します。オリックスは下位でも大学・社会人の選手を獲得する傾向が他球団よりもある印象があり、上位で将来に向けてのビジョンを中位~下位で来季に向けてのビジョンを形成するようなドラフトを今年はしてくるのではないかと思われます。

長々と書きましたが今年は各球団指名公言が少なく、指名の方向性に非常に悩む例年にないくらい難しいドラフトとなっています。だからこそ事前の予想は読めなさ過ぎて楽しい時間を過ごせました。あとは当日のみとなります。誰がどの球団に指名されるのか本当にワクワクします。

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