秋は待つものではなく、見つけるもの
秋だというのに、夏日が多すぎやしないか。
「ちいさいあーき、みーつけた」
歌詞のとおり、秋の到来をただ待つのではなく、こちらから見つけに行くぜ!くらいの心持ちでいないとなぁと思う日々だ。
漫然と過ごしていたら、いつのまにか冬になっていそう。
︎運動がてら散歩をよくするのだが、だんだんと苦じゃなくなってきた。
まだ暑いことは暑いのだが、街路樹の微妙な色づき具合や落ち葉の数、暑すぎて登場できていなかった虫の発生(嬉しくない)、朝晩の冷気を含んだ風など、夏本番の時期とはやはり違う。
商業的なもので言えば、ケーキ屋さんでは絞りたてモンブランやかぼちゃプリンなど、秋限定の洋菓子が輝きを放っている。
スーパーやコンビニに行けば、棚から溢れるように芋栗かぼちゃ商品が。
鍋用野菜セット、鍋の素、おでん、新米、秋のフルーツ類、ハロウィングッズも目立つようになった。
家でも「おっ」と思うときがある。
着替えに時間がかかるようになったこと、手や唇が乾燥するようになったこと、冷たいものより温かいものを好むようになったこと、冷凍庫から取り出したアイスクリームが溶けるまで時間がかかるようになったこと。
︎✳︎
ひとつひとつを意識してみれば、秋は確実に近づいているのだなぁ。
夏の名残りにうんざりしてはいるけれど、身近なところから積極的に秋の気配を掬い取っていきたい。
(追記)
炊飯器に春夏モードと秋冬モードがあるのだが、いつ秋冬モードに変えようか悩んでいる。
我が家は今のところ春夏モードのままだ。