バイリンガル利休百首(No.4)
Rikyu's Hundred Verses
笑いと遊び心大好き、ミラクル・シンクロいっぱいのGreenteaです。
今回は、お茶のお話ですので、茶名宗理で登場いたします。
よろしくお願いいたします。
「利休百首」とは、千利休が和歌の形を借りて、茶道の精神、点前作法の心得などを、初心の人にもわかりやすく、記憶しやすいよう、三十一文字にまとめて、百首集めたものをいうのである。ーバイリンガル利休百首-より
4 はちをすて人に 物とひ 習ふべし 是ぞ上手の基なりける
One should abandon feelings of embarrassment and ask people questions; this is the keystone to becoming adept.
ことわざに、「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」に似ていますよね。
「そんなことも知らないの?」
「ばかじゃない~」
などと思われるのが怖くて、ついつい聞くのをためらってしまうことってありますよね。
以前は、私もそうでした。けれども、そうすると、なぜか、そのことを聞かれることや、本当にわかっているのか確認されることが多くありました。
そう、大恥をかくことが幾度となくあったのです。
それ以降、わからない時は、すぐに聞くようになりました。
意外なことに、聞かれた人も、うれしそうに説明してくださるのです。
優越感にひたれるのかもしれませんね。あるいは、役に立ってるとか。
となると、知らないことを、知っている人に聞くのは、相手にとっては、とてもよいことなんですよ。
知ったかぶりせずに、素直に聞く!心に留めておきたいことです。
最後までお読みいただきありがとうございます。 (宗理)
参考文献
『バイリンガル利休百首Rikyu's Hundred Verses』
著者:井口海仙
翻訳:グレッチェン・ミトワ
翻訳監修:一般社団法人 茶道裏千家淡交会総本部国際部(マイケル・ハーディー)
発行者:納屋嘉人
発行所:淡交社
淡交社さまのご許可を得て、掲載させて頂いております。ありがとうございます。