「命のスペイン語レッスン」の長所と短所をまとめてみました
*上の写真はベネズエラの現在のようす。食べ物が手に入らず、路上の小さなマーケットにも列をつくることも。
「命のスペイン語レッスン」の今期の受講者は現在62人。まだまだ募集中です。ただし、レッスンを30回まで受けられる「一般」コースの締め切りはあす5月31日まで。レッスン回数15回までの「ライトプラン」(お試しコース)は継続して募集します。
\長所5つ/
☑スペイン語をコスパ良く学べる!
マンツーマンでこの値段。他のスクールとぜひ比べてみてください。しかも受講者ひとりひとりのご要望をなるべくかなえるためにカスタマイズしています(準備に膨大な時間を講師はかけています)。レッスンをカスタマイズしているから、初心者から上級者までOK。JICA海外協力隊員として派遣される方にとっては、任地での活動で使うであろうスペイン語の準備もできます。受講者の中には協力隊関係者(候補生、OB・OG)も少なくありません。
☑スペイン語をネイティブから、また世界のどこからでも学べる!
オンラインレッスンの強みですよね。講師はみんなベネズエラ在住ですので、向かう(ベネズエラ)から鳥のさえずりが聞こえることも。レッスンの日時(日本時間)も7~12時、19~25時の中から自由に選べます。
☑ベネズエラをはじめとするラテンアメリカで何が起きているのかも知れる!
ベネズエラのニュースが日本のメディアに登場するのはほぼ皆無。たとえば3週間ぐらい前に、メキシコとの国境に近い米国テキサス州ブラウンズビルで、一台のバンが移民・難民の集団に突っ込み、8人(このほとんどがベネズエラ人)が死亡するという悲惨な事件が起きたのをご存知ですか? このニュースはベネズエラでは大々的に、英語圏でももちろん取り上げられました。ですが日本ではだれも知りません。こういった「隠れたニュース」をフォローするのも世界を知るには大事。
☑スペイン語を学ぶことがベネズエラへの支援になる!
ベネズエラは国民の95%以上が「貧困」に、4分の1近くが「難民」になった国。理由は、経済が完全に崩壊し、世界最悪のインフレがほぼ10年にわたって続いているためです。米国の通信社が毎年発表する「最も惨めな国ランキング」で6年連続1位。レッスン料の大半をベネズエラ側に「報酬」として送金します。ポイントは、寄付ではないこと! ベネズエラ人講師には仕事をきっちりしてもらいます。このほうが永続的ですし、win-win。
☑スペイン語やラテンアメリカが好きな人とつながれる!
受講者の中には、ベネズエラや他のラテンアメリカの国に住んだことがあったり、旅行で行ったことがあったりする人は少なくありません。共通の趣味(ラテンアメリカトーク)で盛り上がれるのは嬉しいですよね。過去にはみんなで一緒にベネズエラ料理(アレパ、エンパナーダ、タマル、フリホーレスなど)を作って食べたことも。
\短所4つ/
☑停電が多いため、レッスンが振り替えになることも
国民の4分の1近くが難民になるということは、それだけ重大な問題を国が抱えていることを意味します。そのひとつが停電。また通信環境も良くないため、講師がレッスンをできないときがあります。最近は、お金はかかりますが衛星を使ってインターネットにつなげるやり方で可能な限り対応しています。
☑顔を見ながら話せない
レッスンはZoomではなく、WhatsAppというLINEのようなアプリを使います。テキスト(文字)とボイスメッセージのやりとり。ネット環境が弱いため通話機能は使えません。一見するとマイナスに映りますが、スペイン語初心者にとってはむしろ好都合。というのは、テキストは辞書を使ってやりとりできますし、ボイスメッセージはデータとして残るため何度も聞き直せるのです。ライティングやリーディングの力を高めるにも有効。
☑講師は日本語も英語もできない
スペイン語を使ってスペイン語を習うかたちになるので、最初は戸惑うかもしれません。ただ最近はオンラインの辞書も使い勝手が良いですし(スペイン語はアルファベットですので、意味がわからなくても読み書きできますよね)、「意外と大丈夫でびっくりした」との声をいただいています。スペイン語に慣れる(スペイン語の世界にどっぷり漬かる)チャンスととらえていただけると嬉しいです。
☑レッスンのドタキャンはできない
レッスンの予約を入れるのも、またキャンセルするのも「レッスン時間の72時間前まで」というルールがあります。理由は、ベネズエラは電力事情も通信環境も良くないため、急な対応がとれないためです。ご不便をかけますが、その代わりに早朝や深夜のクラスもご用意しています。
以上、「命のスペイン語レッスン」の長所と短所でした。
【〆切延長5/31】経済危機で苦しむベネズエラ人から学ぶ『命のスペイン語レッスン』(5月1日~10月31日) 受講者募集
『命のスペイン語レッスン』は2020年5月に正式スタートしました。嬉しいことに、過去9回(合計3年)で延べ650人(おかげさまでリピーターの方が多いです)の社会人・学生に受講していただきました。ベネズエラ人講師らの家族の生活は劇的に改善されています(心から感謝を申し上げます)。
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