シェア
旅客機の飛行高度8,000〜12,000メートルから、外の青い空と白い雲だけの世界を眺めている時にふと思った。毎年、日本列島と大陸との間を行き交う渡り鳥たちは、どれくらいの高度で飛んでゆくのだろうかと。 調べると低高度を飛ぶ鳥で500メートル、それから種類ごとに段階的に上がって、鶴はなんと1万メートル上空を飛行するとのこと。国内線の巡航高度とほぼ同じだ。旅客機のパイロットによる目撃事例もあるらしい。 なるほど。渡り鳥たちはこんな風景を眺めながら飛んでいたのだ。 どう
毎年5月、6月になると、ネット上では全国各地からカルガモ親子の微笑ましい話題にあふれ、楽しませてくれる。 だが実際にその光景を目の当たりにすると、楽しい以上に彼らの逞しく、そしてその愛情深い姿に釘付けになり驚嘆してしまう。 先日、東京都清瀬市にある公園を歩いていると、水辺近くの草陰にカルガモ親子がひっそり休んでいるのを見かけた。 母親は羽根をドームのように丸く広げ、雛をその下にかくまっていた。 瞼を閉じたり、時折目を開けては、周囲の様子を注意深くうかがったりしている。 二
数年前にカメラを買ってからというもの、休日の散歩には必ず持ち歩くようになった。フルサイズではなく、ひと回り小さいAPS-Cというカメラだ。大きな写真に引き伸ばさない限り、このサイズで十分な性能を持っている。 主に近所の公園でのウォーキングがてら草花などを撮っていたが、最近は野鳥や昆虫なども撮ることが増えた。 還暦を迎えると急に写真撮影や野鳥観察などの趣味を始める人が多いらしいが、そんなブームに乗っかっているようで、いささか気恥ずかしい思いがしてくる。加えてこの歳になるまで