Datadog Summit Tokyo 2024に登壇してきました!
みなさんこんにちは!ワンキャリアでSREを担当しています渡邉(X:@PwatanabeMiki)です。
私は2023年の10月にワンキャリアに入社し、現在は「ONE CAREER CLOUD 採用管理」の開発チームのSREを主に担当しています。
今回は10/16に開催されたDatadog Summit Tokyo 2024で、渡邉とエンジニアリングマネージャーの宮川が登壇をした参加レポートをまとめたいと思います。
Datadog Summitとは?
Datadog Summit Tokyoは、ITエンジニアを対象としたオブザーバビリティやDatadogについて学べるイベントです。Datadogを活用している企業の基調講演や、パネルディスカッションなどリアルなDatadogの活用方法やオブザーバビリティ強化の取り組みなどの知見を得ることができます。東京での開催は2019年以来5年ぶりで、300名以上の方が参加しました。
会場の雰囲気
メインステージはこのようになっていました。
私は海外に住んでいたこともあるのですが、海外のIT系イベントに参加した時の雰囲気を感じました。
特にステージ上は司会者用の演台などがなく、海外の登壇スタイルに近かったです!
またイベントを通して、豪華な朝食や昼食、懇親会での軽食までご用意いただきました!ビュッフェスタイルで、まさにホテルに来た気分でした!
(Datadog仕様のチーズケーキが可愛かったですね)
メインステージの他にも、会場の複数のルームでワークショップやパネルディスカッションが行われていたり、エントランスではプロダクトデモが行われていたりと、始まりから終わりまで賑やかなイベントとなっていました。
基調講演
メインステージではオープニングと基調講演があり、ワンキャリアを含め4社の講演がありました。渡邉は「開発チームと歩むSLO監視文化の立ち上げジャーニー」というタイトルで講演をしました。
講演の内容としては、今までワンキャリアがSLO遵守の運用を立ち上げてうまくいかず、そこからどのように運用を再構築して現在も継続しているSLO監視文化になったかのストーリーになっています。そして、今後さらにSLOの監視体制を強化するために行っている取り組みなども紹介しました。
他のイベントで登壇を何度かさせていただきましたが、今回のDatadog Summitは自分にとって今までで一番規模の大きい登壇になりました。緊張していましたが本番では自信を持って発表し、会場の皆さんを内容に引き込むことができたと思います。実際Xのタイムラインでも「新卒2年目とは思えない」など、大勢の方から良い反応をいただけたので嬉しかったです。
他の基調講演では、ビジネス価値を生むためのDashboard機能の使い方、workflow automation機能とrunbookを使った障害復旧フローの自動化、マルチクラウドにおける監視の一元化など興味深い内容が紹介されていました。
こちらに渡邉の講演のアーカイブ動画があるので興味がある方はぜひご覧ください!
ワークショップ
美味しいお昼ご飯をいただいた後は、RUM(Real User Monitoring)とSyntheticsのワークショップに参加しました。
このワークショップは実際にDatadogが提供している学習コースを受講する形式で、SyntheticsモニタリングとRUMの使い方を学ぶものでした。
モバイルアプリやウェブアプリケーションにおいて、実際にユーザーがどのような行動を起こしているかをRUMとSyntheticsモニタリングで分析することができます。例えば、ページの応答速度やフラストレーション、エラーなどをRUMで可視化することができ、ユーザーが実際に体験している内容をプロアクティブに監視することができます。
ワークショップで使用されたDatadogの学習コースには、Syntheticsモニタリング・RUM以外にも無料で受講できるコースがあるので、興味のある方はぜひご確認ください。
▼ Datadog Leaning Center
https://learn.datadoghq.com/
パネルセッション
ワークショップの次に、信頼性向上の実践について3名のスピーカーによるパネルディスカッションにも参加しました。弊社からはSREチームを立ち上げ、現在ではエンジニアリングマネージャーとして活躍している宮川がスピーカーとして参加しました。
このセッションでは、主に障害復旧やサイトの信頼性を担保するために実施している取り組みについて3社のスピーカーがお話ししました。また、スピーカーがリアルタイムで参加者からの質問に回答していました。
中でも印象的だった議題は、「複数プロダクトがある場合、どのようにSREが注力すべきことを決めるか?」というものでした。プロダクトが追っているKPIやフェーズをSREも理解した上で注力すべきことを決定することが大切で、事業戦略の段階からSREも入ってプロダクトの方針について理解すると良いことを学びました。企業の持つ複数のプロダクトが必ずしも同じフェーズにあるわけでも、同じKPIを追っているわけでもないため、SREとしてはプロダクトで何が起きているかを積極的に理解しにいく動きが重要、というのも非常に納得できました。
他にもDatadogがおすすめする実用的な使い方なども聞けてよかったです。例えば、MonitorやDashboardの概要を空白にするよりも、しっかり書くことでメンバーが見ているモニターやダッシュボードがどんな目的・用途で作成されているか理解しやすくなります。これによりインシデントやアラートが発生した時にどのダッシュボードを確認すべきかや、アラート元のモニターからの状況がわかりやすくなります。
パネルディスカッションは、実践的なTipsやスピーカーの方々が実際に取り組んでしていることを生で聞けた、学びの多いセッションでした。
弊社の宮川が出演したパネルセッションのアーカイブ動画はこちらです。興味がある方はぜひご覧ください。
最後に
初めてDatadog Summitに参加しましたが、非常に学びの多い一日になりました。また、最後の懇親会ではさまざまな企業の方ともお話しすることができて、良いネットワーキングの機会になりました。次回のDatadog Summitも参加しようと思います。
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