Visionにつながる!エンジニアのOKR
マクアケで大切にしていること、それは事業ビジョンと個人のビジョンが同じ方向を向いているか、ということ。それぞれが人生で成し遂げたい事をマクアケで実現できるのか、を大切にしています。
仕事の成果を測るうえでもマクアケのビジョン実現のためにどれだけ燃焼できたか、を大切にしているのがマクアケです。ビジョンにつながるマクアケの目標管理の仕組みをご紹介します。
ビジョンドリブンな会社だからこそ導入したOKR指標
OKRとは
まず、OKRとは何か、から説明しますね。OKRとは…
それぞれが未来にありたい姿を言語化し、共有するための仕組みです。会社として目指す場所に到達するために、チームとして、個人として何を実現するべきか、を主体的に設定するものです。
エンジニア組織でOKRを導入している会社は多いものの、上手く運用できている会社は少ない印象です。エンジニアの評価指標といえば、QCDの指標などがありますが、こちらだと「本当に会社・ビジネスに貢献できているのか」というポイントが見えづらいのが難点です。組織全体やビジネスの目標をどのようにエンジニア組織の目標とリンクさせて設定・運用するのか、というところが難しいポイントです。
マクアケはビジョン実現のために全社員が一丸となって動くことを重視している会社です。ビジョンドリブンな企業だからこそ、会社としても働くエンジニアとしても、OKRという評価制度と相性が良いと思います。
OKRを導入することで、会社の目指すビジョンの達成のためにエンジニアとしてどれだけ貢献することができたか、が可視化できるようになりました。自分の仕事の向かう先が会社の目指す方向と一致していることを確かめながら仕事ができるようになったのです。OKRでは全社、部署、チーム、個人のObjectiveがシームレスにつながっており、全社として目標に掲げているObjectiveに対して、個人としてどのように貢献できたか、がわかりやすい状態になっています。
Objective
Objectiveで設定する内容は、ムーンショットと呼ばれる野心的な目標を設定します。ただ高い目標を掲げるというものではなく、「こうありたい」という理想像を掲げ、実現したい未来像を描くことから始めます。
マクアケの場合はこのObjectiveがビジョンとリンクしており、「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」というビジョンを達成するための目標を設定しています。
OKRの特徴として、目指すゴールを実力値よりも高い基準で設定する、というポイントがあります。目標を達成させるためには自己研鑽やストレッチしたチャレンジングな内容が必要です。また同時に、Objectiveには定量的な指標値を入れないというOKRの原則にも従っているかの確認もしています。
次に紹介するKRの中では、各個人がどれだけチャレンジを行ったか、という点も重視しています。
・Key Results
開発は不確実性の高い分野なので、期初に描いたロードマップ通りに進まないことも多々あります。見積よりも時間がかかってしまった、技術的な課題が発生した、開発の優先順位が変わってしまった、など、様々な予期していないことが発生します。OKRの特徴として、柔軟性があり、Key Resultsは状況に応じてフレキシブルに設定し直し可能、というところもエンジニアの仕事と相性が良い点です。
各メンバーが設定しているKey Results(以下、KRとする)は様々で、エンジニアリングマネージャーがメンバーと寄り添い、チームとしての目標と個人の目標をリンクするように設計し、個々のチャレンジしたいスタンスを尊重しながらOKRを策定しています。
技術的な専門性を高めたいという自己研鑽のテーマ、今期はこの負債を解消したい、こういうユーザー体験を向上したい、など様々な意見を聞きながら、KRの計測可能な達成基準を策定します。最終的には、KRがObjective達成にリンクするように考慮し、OKRの運用を開始します。
マクアケでは、エンジニアリングマネージャーが、隔週ごとにメンバーとの1on1でOKRの運用を実施しております。OKRの運用で課題が発生した場合は、チームリーダーや役員などと調整し、OKRのチューニングを行っています。OKR管理ツール「Gtmhub」で組織ツリー上にそれぞれのKRやタスクリストなどのOKRマップをまとめており、定期的な振り返りとアップデートを行うことで、各自がきちんと進捗の可視化をできている状態をつくっています。
各OKR設定の流れ
マクアケでは年に2回、上期と下期でOKRを設定します。
全社のObjectiveを基に、開発本部として1年で行うOKRを設定し、全体のOKRからブレイクダウンしてチームごとのOKRを設定していきます。開発本部全体としてのOKR策定には、CTO、執行役員、EMで合宿を実施し、綿密に議論をして策定をしています。
また、開発で設定するOKRに関しては、経営側からトップダウンで指示があるのではなく、開発本部から前半期の振り返りを基に取り組むべき課題を見いだしており、経営陣とエンジニアのコミュニケーションが行われている点も特徴的です。そのため、プロダクトに関するビジネス的な課題だけでなく、技術的な課題に関しても、開発本部のObjectiveとして盛り込み、技術負債の解消や技術基盤開発などにも光を当てることができています。
OKR設定の 大まかな流れは以下の通りです。
まず各チームで今期の振り返りと次期の開発内容の概要を抽出し、会議へ持ち込む(@経営会議)
↓
全社の方針決定(@経営会議)
↓
CTOより全社の方針共有+開発本部の方針決め(@boardMTG)
↓
各チームの方針を確定、半期ロードマップの作成(@チーム合宿)
↓
個人の目標を確定(@マネージャーとの1on1やチームミーティング)
↓
開発本部内で全チームOKR共有(@QMTG)
マクアケでは「じっくり時間をかけてOKRを決めている」「経営からメンバーまで全て相互的なコミュニケーションの上で決めている」というのが特徴だと思います。
全社の方針を決める前に開発本部から経営側へ開発として必要なポイントを頭出ししており、それをもとに全社方針が決められます。そして、その全社方針にもとづいた開発本部の方針決めをマネージャー・役員で話し合って決めていきます。
その後、チーム合宿(ロングミーティングのことで、泊まり込みの打ち合わせではありません)で半日から1日かけてじっくり話し合う時間を設け、前半期のチームOKRの達成率を振り返り・積み残した課題を洗い出します。そして、積み残した課題と当期に取り組みたい課題を洗い出し、プライオリティを定め、チームとして取り組むべきテーマを決定します。同時に、チームOKRの達成基準も煮詰まるまで議論します。
チームOKRが定まったら、チームOKRを基に個人OKRを策定する期間に入ります。個人OKRに関しては、チームOKRからツリーで考えられるように、チーム全体OKR→個人OKR全体が俯瞰できるようなツリー図をオンラインホワイトボードツールに描画します(マクアケではmiroというツールを使用しています)。その描画したツリー図を基に、EMとチーム・個人で議論し、当期の個人OKRとして運用を開始します。
エンジニア組織は日々対応しなければならない案件も発生するのですが、OKR決めに関してはカレンダーであらかじめ予定を押さえて、お互いが納得のいくまで議論を行っています。
OKRの大切なポイントは「シェアする」ことなので、それぞれのOKRが決まったら、QMTGという開発全体の半期キックオフのミーティングを利用し、チーム全体・個人のOKRを見える化し、開発部全体で共有を行います。
チャレンジを褒めたたえる組織
マクアケは個人のチャレンジを全力で応援し、全力で称賛する会社です。OKRではチャレンジを前提とした目標設定を行っていることもあり、日々の業務の中での挑戦に光を当てて称賛しています。
全社では開発本部を含む全部署が「今月のトピックス」として各メンバーの働きを全社に向けてアピールし、そこから表彰者が選出されます。
全社の表彰とは別に、開発本部内でも独自の表彰制度を設けています。その名も…
部内でアンケートを取り、毎月輝いていた人を称賛。お祝い金も出ます。表彰時には、各メンバーからの推薦理由やコメントもすべて共有しており、モチベーションアップにつながるという声も出ています。
●マクアケ開発本部のこれから
マクアケでは、ビジョンと一貫したOKRの設定により、エンジニアの組織貢献度を可視化することができ、個々人のチャレンジを促す仕組みができていると感じています。欲を言うと、今後はさらに本質的に運用していきたいと考えています。
エンジニアはどうしても定性に偏りがちなため、機能やサービスリリースをObjectiveやKRに設定し、この機能を実装したら目標までの進捗○○%といった数値で測りやすい受け身な目標設定をしがちです。サービスのリリースは手段であって、エンジニアは、ユーザーへのベネフィット提供だったり、永続的なサービス提供、技術的なチャレンジ、など、多岐にプレゼンスを発揮できる力を持っています。マクアケが目指したい世界観とエンジニアの価値をリンクするようにつなげ、会社全体としての一体感をさらに高めながら、マクアケのビジョン実現に邁進したいと考えています。
●一緒に働く仲間を大募集中です!
マクアケ開発本部のイメージはつきましたでしょうか?自ら考えてチャレンジを続けるエンジニアを大募集中です。少しでも興味を持っていただいた方は、是非カジュアル面談でお話しませんか?お気軽にご連絡ください!
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