年金事務所とハローワークと罪悪感
年金事務所にて、障害年金。
ハローワークにて、失業保険。
それぞれの手続きを済ませてきた。
いずれも
通院先の医師の勧めである。
年金相談の予約を入れて向かった、
年金事務所。
担当者は優しい雰囲気の女性だったが、
なぜだか怖くてしかたなかった。
前職場で
私をいびった年上の同僚に
雰囲気が似ていたせいかもしれない。
カウンター越しに
説明を聞くこと、30分。
頭の中が
うわんうわんしてきた頃、終了。
ひと仕事終えてホッとはしたが、
事務所を出た途端、
涙が出た。
がんばった。
がんばったぞ。
そう自分を励ましながら、
ハローワークへ。
あちこちの窓口を巡り、
カウンター越しに
査定されるような視線にも耐え、
必要書類をもらって、終了。
なぜか晴れ晴れとした気分には
ならなかった。
今、私の手元には
自分で記入する書類いくつかと
医師に記入を依頼する書類がある。
これまた、気が重い。
手続きに向かうことに関して
「人に会うのが嫌です」
という私に
「お金のためだと思って、ちょっと頑張ってみたら?」
と、医師はにこやかに言った。
そうだ、割り切ろう。
そう思うものの、
心の奥に横たわる罪悪感。
もっと辛い人はいるだろうに
私なんかがもらってもいいのかな…。
そんな、罪悪感。
医師が勧めるくらいだから
十分その資質はあるのだろうけど、
それでも。
かといって。
傷病手当金がなくなった今、
無職の主婦として
いけしゃあしゃあと生きてくのは
申し訳なくてしかたない。
専業主婦として
家庭を切り盛りしてはいるが、
そんなことでは賄いきれない。
収入もないくせに
生きていてごめんなさいと
思ってしまう。
だからこそ。
私にとって
障害年金と失業保険は
この上なくありがたいものであるはず。
なのに。
もらっても、
もらわなくても、
ついてくる罪悪感。
お金と切り離して考えられない人生って、
どうなんだろう?
決して、美しくはないよね。
こんな私が、
何も無くても、
ただ生きているだけでもいいのだと、
そんなふうに思える日はくるんだろうか。
ゴールの見えない今、
早く、少しでも早く、
人生を閉じたいと思ってしまう私である。