『The Goal 企業の究極の目的とは何か』その10
前回書いていた内容を深堀りします。
目的と手段
私たちは常に抱えている問題、解決したい問題とその問題の解決方法が合っているのかを確認する必要があります。
そしてさらに問題も階層わけして、解決する順番を決める必要があります。この辺の話を詳しく書かれているのが『7つの習慣』の第2の習慣です。
ここまで書いていると文量が10回分くらいになりそうなので、興味のある人は読んでみてください。
ここでは問題解決を「目的」、その解決法を「手段」という言葉を使って説明します。
まず知っておく必要があるのは、目的と手段には相性があるということです。
つまり目的達成のための手段として適切なもの、不適切なもの、また適切なものの中でもすぐに効果が出るもの、効果が出るまで時間がかかるものがあります。
前回今起きている問題として多いのはDX、クラウドという手段を用いるということ重視するあまり、どんな問題を解決するかが不鮮明になっているケースがあるということです。
例えば最近よくCMで放送されている、経費精算システムの導入だとどうでしょう。
私も所属している会社では経費精算のシステムが在職中に導入されました。導入されるまでは、以下のような流れで経費精算をしていました。
既定のエクセルで交通費等を入れたファイルを上長に提出
上長が内容を確認し、承認されればその上長、最終的に経理が承認
経理が給料日に給料と同じタイミングで振り込む
一番めんどくさいのはエクセルのファイルを作って提出することです。いや、現場のパソコンが外部アクセスできない環境のこともあったので、その場合は私有のパソコンから提出します。
いや家のパソコンだとエクセル使えないんですけど、みたいなこともあるわけです。
また交通費くらいだといいですが、もっと大きな経費、また出張等など領収書も必要になる申請もあります。そうなると領収書も紙で出せと言われたりといや、めんどくさいとなるわけです。
では、経費精算システムが導入されるとどれだけ便利になるのか。
次回以降書いていきます。