『The Goal 企業の究極の目的とは何か』その3
前回まで本題に入らず、ゆっくりとどんな本なのかということを2回かけて書いていきました。
今回からいよいよ本文の内容に入っていきます。
今回は1章の1節の内容を取り上げます。
進め方
これから節ごとに簡単なストーリーの流れを紹介し、簡単に関連して考えたことを書いていこうと思います。
全8章、各章がいくつかの節にわかれ全40章になっています。
ということは全部やっていけば、40回超えることになりますね(長いな)
ストーリーの流れ
主人公はアレックスという男性。恐らく年齢は社会人経験のそこそこある40代前半と想像してます。
アレックスはとある会社で一つの工場を任されていました。
アレックスがある日出勤すると、本社の偉いさんのビルという男が工場で暴れていました。(若干語弊のある言い方をしています)
アレックスはなんでわざわざビルがやってきたのか疑問に思い、ビルが落ち着いてから話を聞きました。
ビルがこの工場までやってきたのは、この工場に発注していた取引先の社長から依頼された商品の納入が遅れており、社長からクレームが入りました。そしてビルは状況を探りにきたのでした。
実はアレックスの部門は問題を抱えていました。
アレックスの部門は不採算部門。そのため本社の方針に従って、工場は本社の方針で人員削減を進めており、人員不足の状況でした。
そのため中々納期通りに納品できることはなく、工場も赤字が続いていました。
こんな状況にも関わらず、アレックスはビルから後3ヶ月以内に工場を立て直すように命じられたのです。
雑感
今、世の中で人員が潤沢にあるところはあまり聞きません。基本的には人材不足、常に人を求めているところばかりかと思います。
企業におけるコストで一番大きいのが人件費です。特に日本の場合、一度正社員として雇用した人間を解雇するには相当な事情がなければ難しいのが現状です。
では日本における人件費事情を少し考えてみたいと思います。
長くなりましたので、次回に続きます。