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『The Goal 企業の究極の目的とは何か』その6

 前回まで第1節の内容を大体3回くらいにわたってお話しました。
 今回からは第2節の内容に進んでいきます。

第2節の流れ

 さてビルが直接乗り込んでプレッシャーをかけてきたクレームの入った商品の納入はなんとかその日のうちに終えることができた。
 一緒に問題解決に取り組んだ工場の仲間と今日1日を回想する。
 なぜ今日はうまくいったのか、商品の納入ができたのかを振り返ります。
 原因は全社員がこの問題の解決のために尽力したからです。
 しかし工場の中で一つのことしか対応できないのは効率が悪い。というか、継続可能なしくみではない。

 では何が原因でこの工場は今のような状況になっているのか。
 この工場も他の工場と比べても決して悪い工場ではないはず。
 技術や機械、ロボット、コンピュータも揃っている。
 優秀な人材もそれなりにいる。必要な資源は揃っている。
 そして現在は競合企業の商品が多く売れているので、作っている製品自体市場でのニーズもある。
 健全化するために、この工場のコスト削減、効率化も行った。

 この工場の悪い慣習としてわかっていることは、
①オーダーが中々出荷されない
②材料はスケジュールどおりにラインに投入されても、製品があがってこない。
③在庫が山積している。

 原因の一つとしてアレックスがマネージャとしての資質がないのではとも考えてみた。
 しかしアレックスは大学ではエンジニアリング、MBAの資格も持っている。また会社も素養のない人間を工場長にはしないであろう。

ここまでがざっくりとした第2節の内容です。
思ったよりも長くなったこの節で深堀りしたいことは次回以降書いていきます。

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木村大
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