『The Goal 企業の究極の目的とは何か』その9
前回はさらっと3節の内容を紹介しました。
今回からは4節の内容に入ります。
ちなみに4節からは2章恩師との邂逅へと物語が進んでいきます。
恩師は今回の物語のキーパーソンである人物であり、おそらく著者自身を投影しているのかなと思います。
ストーリーの流れ
4節はこんな流れです。
出張に向かうアレックスは大学時代の恩師ジョナ先生と再会する。
アレックスの今回の出張はロボット工学の講演依頼。
しかしその話をジョナ先生にすると、結構おもしろい指摘が返ってきます。
その指摘はロボットを導入したからといって決して生産性向上につながっていない、という今アレックスが抱えている問題意識そのものでした。
ジョナ先生は実は組織の研究をしているのでした。
そしてアレックスに対して、生産性とはそもそも何であるかと質問されます。言い換えれば生産的の定義とは問われたのです。
アレックスがその場でした回答は正しいとは言えず、ジョナ先生は生産的とは自己の目標と照らし合わせて、何かを達成したことであると指摘されます。
そして生産性とは目標に向かって会社を近づける行為そのものであり、目標のない生産性は無意味なものであると指摘しました。
雑感
色々考えたいことが出てきたので、多分4節は長くなりそうな予感です。
まずロボットの導入が必ずしも生産性の向上につながっていないという話。今だとITとかDX、クラウドの話でほぼ同じ話ようなことが起きている気がします。
とりあえず世の中でDXとかクラウドとか言われてるからよくわからないけど、やってみたいという話。
大企業よりは中小企業が導入の検討を進めると専門家がいないためによくわからないけど、ツール導入して、コストが増大しただけでしたみたいな話ですね。
色々ツッコミどころはあるのですが、一番大切なのはあくまでDXとかクラウドとかの先端技術は問題解決の手段の一つであるということです。
手段はこの世にいくらでもあります。しかし問題を解決するための手段として適切かどうかはよくよく考えなければなりません。
長くなってきましたが、この話は深堀りしたいので、次回以降続けて書いてみます。
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