【恋愛限定】ケルト十字スプレッドの位置ごとのリーディングの仕方 コツなど
こんばんは、詳細を話す占い師コタです。
本日もツイキャスライブでリスナーさんにご質問をいただいたので、詳細に解説いたします!
ケルト十字は私が最も得意とするスプレッドで、人間関係を占うのにとても適していると言えます。
十字+アドバイスカードで占う『ラブ・クロス』の詳細バージョンみたいなものです。
ちなみに私は、ケルト十字でもアドバイスカードを2枚加えています。
①現状
基本的には相談者個人の現在の様子を指しています。
イメージとしては、占いテーマ(ゴール)に向けての過程段階ですね。
私が占う時は、相談者の意思に関することが多いです。
②障害・問題
目的を達成するため、もしくは、現在行き詰まっている要因が示されます。
たいていは問題が複数あるものですが、その中で最も割合を占めている要素が出てくるのが基本です。
ちなみに展開する際は、上辺を左に向けるのが一般的です。
ただし左利きの場合は逆になっても良い。
③顕在意識
顕在意識とは、自身(相談者)が認識している気持ち、現状、問題点などを示しています。
④潜在意識
潜在意識とは、自身が認識できていない、もしくは無意識下の気持ち、現状、問題点などを示しています。
たいていは認識できていないわけではないものの、重大な要素だと認識していないことが多いですね。
顕在意識と潜在意識の内容が一致することも珍しくありません。
なので一致しなかった場合は、潜在意識の内容が重大であることが一般的です。
※顕在意識のカードが大アルカナだった場合は、顕現に重大な要素が含まれていることもある。
⑤過去
意外に軽視しがちな過去ですが、実はけっこう重要な部分です。
注目すべきは、過去と現在の比較です。
例えば過去が【愚者(正位置)】で現在が【塔(正位置)】だった場合。
愚者は異性を選べる状況にあったと解釈できます。
しかも正位置なので、幸せな恋愛に繋がる選択肢があったわけです。
でも現在は振られている。
何かしら理由があったはずですよね?
このように、過去と現在の比較をすることで、分析する余地が生じます。
細かい解説は下記の過去記事参照。
⑥近未来
ケルト十字には最終結果もあるので、途中経過の未来です。
基本的にはこのまま進んだ場合の一時着地であり、そこから最終結果への軌道修正を図るイメージですね。
近未来から最終結果と比較し、何が起こり得るのかを他のアルカナから分析する必要があります。
⑦相談者の本心・本質
おそらく、この部分を難しいと捉えている人が多いのではないでしょうか?
基本的には、現在、顕在意識、潜在意識の内容と被ることが多いです。
この位置の捉え方は様々かつ、ケースバイケースですね。
とはいえ本心なので、占い師はこのアルカナを参考に話の軸を立ててもいいかもしれません。
⑧周囲・取り巻く環境(相手の気持ち)
家族、友人など、周囲の人が相談者に対して、または相談者と彼氏・彼女の関係についてなどをどう思っているのかが分かる部分です。
支援者、キーパーソン、運気の流れなどが分かることもあります。
お相手の気持ちが出ることもありますが、比較的頻度は少ない。
⑨願望・不安、相談者の長所など
顕在・潜在・本質と被ることは多々あります。
⑦との違いを簡単に説明するなら、⑦が潜在意識でこちらが顕在意識。
③と④は本人の問題や自覚がメインですが、こちらは真に思っていることが表れます。
相談者の長所以外が出た場合は、占い師がアドバイスをする際の参考にできる部分になり得ます。
⑩最終結果
占いで分かる未来の範囲のゴールとなります。
当然その先も続いているため、中途半端な結果になることもあります。
良し悪しがハッキリ出たとしても、その先で変わらないとも限りません。
占いで分かる期間は占い師によって異なるので、把握しておく必要がありますね。
ちなみに私は、近未来が1〜3ヶ月(もしくは半年)で、結果が半年(もしくは1年)です。
定まっていないのは、内容が短期決戦か長期決戦かによって変わるからです。
番外 アドバイスカード
実はアドバイスカードはけっこう重要です。
10枚も展開すると、様々な情報が複数出て相談者は混乱してしまいます。
または、結局重要なアルカナがどれなのかが絞りきれない場合もあります。
気をつけるべきポイントと、強調すべきポイントは別です。
そんな時にアドバイスカードがあると、強調ポイントが分かります。
アドバイスカードが大アルカナになることも珍しくなく、その他様々な解釈の幅が広がります。
展開するカードが多いと混乱するのであれば構いませんが、基本的に枚数は多ければ多いほど細かく正確に判明するものです。
イレブンタロットや全体の印象からリーディングするコツは上記参照。
今回解説したのは、あくまで一般的な解釈です。
これ! といったテンプレートはなく、状況に応じて扱い方は変わっていきます。
これが占いの面白いところであり、難しいところでもあるのです。
一つの参考材料としてご覧ください。