逆境受験(ひとりぼっちの2ヶ月戦争)第8話【大波乱の授業開始2】
学期末テストまで2週間しかない状況で、数学の試験範囲の【円周角】から授業をすることにしました。
しかし、円周角が何なのか分からないという状態から指導しなければなりません。このように基礎が分からないのに、教材(問題集)中心で授業を行っても効果は全くありません。
ヒメちゃんが、中学1年生から成績が1度も上がらないことでも証明されています。
教科書中心授業で基礎学習を徹底します。
最初に教科書の円周角と中心角の説明を教科書の例題を使いながら行います。次に円周角の定理の説明です。
例題を複数個だし、理解しているか確認しながら授業を行います。このとき気をつけることは、理解したか問いかけたとき『はい』と返事をしても必ず確認することです。
確認することは2つ。1つは、顔の表情と返事の仕方です。表情と声の変化を読み取ると『はい』と返事をしても、本当に理解していない場合は分かります。
もう一つは、本当に理解したか確認問題(例題を多少変えた程度)でチェックすることです。
円周角は理解したので、【円周角の定理】の説明にはいります。
円周角の定理は、複数個あります。これを一つ一つ説明すると、成績が低く集中力がない生徒は理解することが難しくなります。
<図式化授業をする>
そこで、簡潔に図式化して説明します。このとき注意することがあります。
次回、第9話【これが、図式化授業!】
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