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菊池の龍神様に会いに行く2024🐉 【神龍八大龍王神社•廣現寺】

こんにちは。今回は5月と6月に熊本県菊池市の龍にまつわるスポットを訪れた際のレポートになります。具体的には菊池市の超人気パワースポット(らしい)神龍八大龍王神社と、双白龍の天井彫刻で有名な廣現寺さんです。今回は写真盛り沢山の見て楽しめる回になっておりますので、是非読んでいってください❣️(4200字)

神龍八大龍王神社はここ!
廣現寺はここ!

そもそも菊池市には昔から龍にまつわる伝説がたくさんあるようですので、最初の項で菊池市の白龍伝説を概観したあと、散策レポートに進みたいと思います❣️


菊池の白龍伝説

まずは菊池市ふるさと創生市民広場にある「白龍神輿庫」前の案内板を引用させて頂き、菊池の白龍伝説の説明といたします。↓

        菊池白龍伝説
【伝説1】
1070年末、(延久2年)関白藤原道隆を祖と仰ぐ藤原隆則が太宰府から新しい領主として菊池に参られました。その時、こんこんと綺麗な水の湧く池の中から白龍が現れ、隆則公を歓迎いたしました。幸せを呼ぶ吉兆龍である白龍のお出迎えに深く感動された隆則公は名前を菊池と名乗り初代菊池氏となりました。

【伝説2】
1950年頃、当時商工会会長であった村川信彦氏の夢枕に美しい白龍が現れ、その子ども龍がもうもうと立ち込める湯けむりの中で戯れていました。村川氏はこの夢を温泉湧出のお告げと信じ、見事
、温泉を掘り当てられました。

菊池においてこれらの白龍伝説は他にも沢山ございます。龍の中でも白龍は、幸せを呼ぶとされる吉兆龍であり菊池が豊かになる予兆として、事あるごとに現れ菊池を幸せへと導いてくれています。

毎年8月上旬に行われる「菊池夏まつり」では、白龍伝説を再現して、全長50m、重量約500kgの「巨大白龍」と「子白龍」が街を練り歩きます。そのほか舞台イベントなどが行われ、クライマックスには間近で見られる大花火大会があります。幸せを呼ぶ巨大白龍、それを担ぐ勇ましい男達と間近で仰ぐ大花火。菊池の夏に欠かせない一大イベントとなっております。

Rose注釈1)菊池氏の祖について、近年では地元の豪族が大宰府長官職にある藤原氏に仕えることによってその姓を賜ったという見方が一般的です。注釈2)菊池市は温泉が有名で、菊池温泉は「美肌の湯」と言われています。

伝説1、2どちらも縁起のいい伝説ですよね✨菊池には他にも沢山の白龍にまつわる伝説があるようなので、菊池は白龍に守られた街とも言えそうですね💡因みに菊池市のHPによると、今年の白龍祭りと花火の打ち上げは、温暖化の影響により10月12日(土)に開催予定だそうです。

神輿庫で出番を待つ双白龍(鼻しか写ってませんが💦)

それでは、龍にまつわる神社とお寺の散策に移りま〜す💁

神龍八大龍王神社

神龍八大龍王神社は竜門ダムの堤体のすぐ下に位置する無人の小さな神社です。菊池観光協会のページによると、金運・学業成就・合格祈願・恋愛・縁結び・開運招福などにご利益があると言われ、全国から訪れる人が絶えない菊池市で一番人気のパワースポットだそうです。私はゴールデンウイークに訪れたのですが、道脇の駐車スペース(専用🅿️は無)は車でいっぱいで、交通整理員さんが数名いらっしゃるほどの繁盛ぶりでした😵↓

神社脇の駐車スペースに停められなかったので、ダム手前の路肩に誘導され駐車しました🚙
神社のすぐ北側にはダムの堤体が見えています。

こちらのダムの名前は前述の通り「竜門ダム」で、ダム湖の名前は「斑蛇口(ハンジャク)湖」。それぞれダム建設地の「竜門村」、ダム建設により水没した「斑蛇口地区」に因んで命名されました。これらの地名からも、昔から龍や蛇に縁のある土地だということが偲ばれますよね💡
実際この辺りには龍や大蛇が住んでいたという伝説が残っているようです。因みにダムに沈んだ集落の神社や史跡は移転されたものも多いようなのですが、こちらの神龍八大龍王神社は水没を免れ、昔からこの場所にあるようです。

鳥居を一礼してくぐり
竹林の中に続く階段をだいぶ降ると
下方に境内が見えてきました。

強力なパワースポットだということで前々から行ってみたいと思っていた神社だったのですが、この日はゴールデンウィークということもあり参拝客が多くて気を遣ってしまい、残念ながら私には通常神社で感じる神秘性を感じることができませんでした。(私は人が多い場所は苦手でして😓神社や史跡や先人のお墓での不思議な体験は通常1人の時にしか起こりませんしね。)
が、しか〜し、あとから写真を見かえしたところ、ちょっと不思議な写真が撮れていましたよ↓

鳥居の笠木のラインに沿って横に白いモヤがかかっているのわかりますでしょうか?だからなんだ、霧じゃないのかって言われそうですが、鳥居の神額を中心に横一文字に霧状のモヤってちょっと不思議じゃないですか〜☁️🐉

こちらの神社がどんな神社さんなのか気になるところですが、鳥居脇に神社の由来が書かれた石碑がありましたので、例によって全文引用させて頂きます。↓

     神竜八大竜王神様の由来 
 この神竜八大竜王神様は宇宙最高の神であり今より約380年前即ち天正3年(西1575)旧5月6日世界の平和を祈念され此の地に天下られる。 
 其の以前約1500年の長きに亘り身を修められ、王位450年に及び通して約2005年の久しきに亘り神の道を経給う。 
 我が国において唯一一カ所にて、その神力の尊きこと只感嘆の外なし 
 御参詣の皆様には「おんめいきやしやにえいそわか」を唱え真心をだせよ 真ありてこそ神に通ずると申されてあります。
 世の一切の苦難•病難•願望•悩みごと•すべての人の幸を導いて頂けます
 ここに世の光明を求むる人々のために記するものなり

興味をそそられる不思議な由来書ですが、ここは地区の方々が守ってこられた無人の神社らしく、ネットや市史等で調べてもこの由来書以上の神社についての詳しい情報は得られませんでした。

因みにあまり聞き慣れない(私だけかもしれませんが)八大龍王神という神様は、ネットで調べたところ、法華経に登場する天龍八部衆と呼ばれる仏法を守護する竜族八王の総称だそうです。神社だけど仏教系の神様なんですね〜、ちょっと不思議。私が知らなかっただけで、八大龍王を祀る神社や寺院は全国にあるようですね。

あと私は、由来書の「天正3年(西1575)旧5月6日世界の平和を祈念され此の地に天下られる。」との記載が気になりました。天正年間といえば戦国時代の只中。菊池では菊池家はすでに途絶え、豊後大友氏支配の下で城氏・赤星氏・隈部氏ら旧菊池家重臣が統治していました。彼らの主導権争いをめぐる対立や、大友氏、島津氏、龍造寺氏の肥後への圧迫などで先の見えない不安の中で菊池の領民たちは暮らしていたと思われます。そんな戦乱の絶えない世の中で、平和を願う領民たちの願いによって宇宙最高の龍神がこの地に天下ることになったのかもしれない、なんて私は想像しました。

それでは、境内を散策してみましょう!🏃‍♀️
(小さな境内に人がいっぱいで、人が写り込まないように写真を撮るの苦労しました💦)

綺麗に管理されたお社です。
順番待ちをしてお詣りしました。
社の奥には愛染明王と十一面観音様。
神社の中に仏像が祀られているの不思議ですね。

因みに十一面観音も水の神や龍神と関わりの深い観音様のようです💡阿蘇の西巌殿寺では十一面観音を本地、神霊池に九頭龍として現れた健磐龍命を垂迹としていましたが、ネットで調べたところ全国的にも龍神を垂迹神、十一面観音を本地仏としている例はあるようです。興味深いですよね🤔

社の裏には「夫婦杉」と呼ばれる立派な御神木がそそり立っています。
神社のすぐ横には雄龍と雌龍が棲んでいたと言われる川が流れていて
夫婦杉の横から河原に降りることができます。

神龍八大龍王神社の散策レポートはここで終わります。今回は人が多くて神社や自然の神秘性を感じることが出来ませんでしたが(人気の神社だから仕方がない)、水を司る神様ということで、いつか雨天の早朝の人気がない時に訪れてみたいなと思いました☔️🐉

廣現寺

廣現寺さんは隈府の街中、御所通り沿いにある400年以上の歴史を持つ浄土真宗の寺院です。こちらのお寺は境内のあちこちに「龍」が配置されていて「龍のたわむれる寺」として有名です🐉一番の目玉は本堂の双白龍の天井彫刻なのですが、今回は天井彫刻の一般公開の日に訪問した際のレポートになります。(通常日の見学は要予約。詳しくは廣現寺HPか菊池観光協会のページでご確認ください☝️)それでは早速行ってみましょう🏃‍♀️

入り口には早速龍の看板が
山門にも龍の彫刻。ウェルカムな雰囲気が温かい。
本堂の手すりも龍です!

これから本堂の中にお邪魔して龍の天井彫刻を拝観させていただきたいと思います。廣現寺の本堂は明治10(1877)年、西南の役の兵火にあい、焼失してしまったそうなのですが、本堂の天井に雲龍図があったと伝えられていて、それを現在の住職さんが復活させたのが双白龍の天井彫刻だそうです。それではお邪魔しまーす🙏

煌びやか〜✨

優しくて気さくな住職さんが、寝転んで観てもいいですよ〜。と声をかけて下さったので、遠慮なく寝転がって天井彫刻を撮った写真がこちら↓

素晴らしい双白龍の彫刻ですね〜✨
白龍と金の背景が縁起が良く煌びやかでご利益ありそう

こちらの住職さんは観光としても訪れやすい寺を目指し「龍でつなぐプロジェクト」を立ち上げられていて、お寺には天井彫刻以外にも龍の日本画や切り絵が展示されているんですよ🐉SNS投稿OKとのことでしたので以下に写真を載せますね↓

「浄蓮龍誕〜生まれ往く」
龍でつなぐプロジェクト 日本画の部
作家 日本画家 日月美輪氏
「切り絵による双白龍」
龍でつなぐプロジェクト 切り絵の部
作家 切り絵作家 天川満美子氏
龍でつなぐプロジェクト 書の部
作家 書道家 石井友美氏

最後は人形劇ケロヨンの原作家•藤城清治さんの作品です。↓

「菊池白龍祭り」

綺麗!かわいい!私は人が多いのが苦手なので白龍祭りには行きませんが、こちらの絵を見てお祭りの華やかさや参加者の楽しげな様子を十分満喫した気分になりました❣️

菊池神社の参道で出会った猫ちゃん💓

最後までお読み頂き、ありがとうございました😊

【参考Webサイト】
菊池観光協会HP
廣現寺HP




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