本妙寺桜灯籠🌸
こんにちは。昨夜は熊本市西区にある加藤清正の菩提寺•本妙寺(日蓮宗)で開催された桜灯籠というお祭りに行ってきました。桜灯籠は年に一度の一夜限り、3時間半だけ開催される地域住民手作りの夜桜祭りです。参道には和紙灯籠が並び、境内の桜の木にはつり灯籠がかけられ夜桜を彩っていて、夢のように美しいお祭りでしたよ!夜桜、スマホでも綺麗に撮れるかな?と心配だったのですが、素敵な写真がたくさん撮れたのでシェアさせていただきます。夜桜と寺院が織りなす幻想的な風景を楽しんで頂けましたら幸いです。(2300字)
因みに二年前、桜の時期の日中に本妙寺を散策した際の記事はこちらです。↓
桜灯籠 散策ルート紹介
画像右手の巨大な仁王門から入り、参道沿いの夜桜を鑑賞しながら高台にある加藤清正の霊廟•浄池廟に向かって歩きます。皆様にも散策している気分を味わって頂けるように、今回も山門から散策実況形式でレポートしていきたいと思います❣️それでは早速行ってみましょう👟
本妙寺桜灯籠
日没前ですが既に沢山の人出です!参道沿いには寺院が建ち並び、各寺院では様々な音楽の演奏会が行われていましたよ🎶↓
各寺々を覗いているうちに、だいぶ暗くなってきました。桜の木の下では地元の方々がつり灯籠を丁寧に枝にかけていらっしゃいました。↓
参道ではお祭りの実行委員会やボランティアの方々が数メートルごとに立って誘導されており、参道の中腹付近にあるトイレの横には消防団の方々が消防車の横で待機されていて、安全を確保されていました。お祭りの準備や安全対策はすごく大変だと思いますが、素敵なお祭りを開催していただいて本当に感謝です🥹🙏
さて、清正公霊廟へと続く長い石段「胸突ガンギ」の手前には本妙寺大本堂があります。↓
大本堂では普段は見られない仏像が公開されていて、周囲の壁には加藤清正の生涯を描いた江戸時代の絵巻物数巻が壁一面に掲げられていました。内部は撮影禁止だったのでお見せできないのが残念なのですが、煌びやかな仏像群と絢爛豪華な絵巻物が取り囲む夜の本堂内は、仏画に描かれる極楽浄土の様に美しかったです✨
それでは参道に戻って霊廟へと向かいましょう👟
胸突ガンギを登り切ると、浄池廟中門の手前に巨大な常夜灯、そして老舗門前宿の廣嶋屋がありまして、それはそれは風情がありますので以下写真でご紹介致しますね。↓
廣嶋屋さん、まるで『千と千尋の神隠し』に出てきそうな雰囲気ですよね!二階の宴会場からは昭和の歌謡曲が流れてきて、曲に合わせて日本舞踊?が舞われているようでした🪭時折、わーっという歓声と拍手が沸き起こって、まるで明治大正期にタイムスリップしたような風情です💫
そして廣嶋屋さんの反対側、右手にあるのが加藤清正の跡をついだ子息の加藤忠広が建立したという巨大な常夜燈です。(復元)↓
忠広さんはこの常夜燈の灯りを頼りに、熊本城から父君の御霊廟を拝んでおられたそうです。
そして、その先に現れるのが浄池廟の中門です。↓中門をくぐるとまず拝殿があり、その奥に清正公が眠る本廟があります。
この浄池廟の下に加藤清正公は葬られているのですが、この場所は熊本城の天守閣と同じ高さだということです💡加藤清正は天正16年(1588)に肥後半国の領主として入国後、熊本城築城や数々の治水土木工事で功績を残し、熊本の基礎を築きました。駆け抜けた50年の生涯でした。
この後、余韻に浸りながら元来た道を戻って帰路に着きましたが、帰りの参道で撮った写真も以下に載せますので是非ご覧ください❣️
あとがき
毎年一夜限り開催されるという本妙寺桜灯籠は、儚くも美しいお祭りでした。そして来場者はみんな和やかで楽しそうで、なんて平和な光景なんだろう✨としみじみ感じました。実行委員会の方々は大変だと思いますが、ずっとこの日本的で美しいお祭りが続くことを、そして、お祭りを皆で楽しむことができる平和な世の中が続くことを切に願います🙏
最後までお読み頂き、ありがとうございました😊
【参考資料】
•本妙寺ホームページ
•本妙寺桜灯籠 Official Website
•現地案内板
アクセス情報はこちらから↓
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