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肥後花しょうぶ@水前寺成趣園

こんにちは。先日は水前寺成趣園(通称水前寺公園)の肥後花菖蒲を観に行ってきました!こちらの肥後花菖蒲は珍しい品種がたくさんあって、どの花も目移りするほど美しかったです😍写真もたくさん撮ってきましたので、今回は爽やかで優美な肥後花菖蒲の写真を中心にお楽しみ頂けましたら幸いです❣️(3000字)

今回の散策地はここ!
今回ご紹介するのは園内の赤枠のエリアです。
画像は現地案内板より拝借

なお、肥後花菖蒲は園内能楽殿横の池の周りに植えてありますので、軽く能楽殿のご紹介をしてから肥後花菖蒲の写真ギャラリーに進みたいと思います。本記事の構成として、まず肥後六花と肥後花菖蒲の説明をさせて頂いた後、能楽殿→肥後花菖蒲写真ギャラリーと進みます。お花の写真だけ見たいよ、という方は目次から「肥後花菖蒲」の項にとんでください☝️


肥後六花と肥後花菖蒲について

肥後六花(ひごろっか)とは、肥後椿(ひごつばき)、肥後芍薬(ひごしゃくやく)、肥後花菖蒲(ひごはなしょうぶ)、肥後朝顔(ひごあさがお)、肥後菊(ひごぎく)、肥後山茶花(ひごさざんか)の6種の花の総称になります。肥後六花の由来については、熊本県HPから引用させて頂きます。↓↓↓

肥後六花の歴史は古く、いまから250年ほど前の、江戸時代までさかのぼります。熊本藩のお殿様、六代藩主・細川重賢公が、家臣(武士たち)の精神修養に園芸を奨励したことに始まったといわれています。
 六花に共通する特徴としては、「端正な一重咲きで優美な花芯、清らかな色」 であることです。
「花連」と称する肥後六花それぞれの保存団体の厳しい規律と武士の誇りのもと、苗と種は「門外不出」の宝として厳しく守り継がれてきています。肥後六花の栽培方法や鑑賞方法は、それぞれに独自の作法が伝わっています。「肥後六花」は、先人たちが守り伝えた美と修練の結晶です。季節ごとに美しく咲き誇る花々からは、昔の人たちの思いを感じることができます。

熊本県HPより

そして今回ご紹介する肥後花菖蒲についての説明はこちら↓

肥後花菖蒲の起源は、江戸の旗本に松平定朝(松平左金五、菖翁)という者がおり野生種から優れた栽培品種を作り出していた。熊本藩主の細川斎護がその花菖蒲を譲って貰えないかと打診したものの、菖翁は大名からの頼みを断った。これを、藩士の吉田可智(閏之助)が、江戸勤番の際に菖翁に弟子入りし、1833年(天保4年)にようやく「門外不出とする、熊本で良い花ができたら江戸に送る」という約束で譲り受けた5品種が、肥後花菖蒲の起源である。以来、吉田可智、弟の山﨑貞房の努力で愛植者が増え、のち満月会を結成し、その流れが今日に引き継がれている。
         保存団体:熊本花菖蒲満月会

水前寺成趣園出水神社発行 肥後六花リーフレットより

なおネットの情報によると、肥後系の花菖蒲は鉢植えの室内鑑賞向きに栽培されてきた品種群で、豪華な大輪花が特徴だそうです。そして垂れ咲きの花が多い印象です。なので、肥後花菖蒲は水辺に咲いているシュッとした野生の花菖蒲のイメージとは大きく異なり、私もそのゴージャスさに驚きました✨ただ、大輪でモッタリしているため雨風には少し弱いらしいです💧水前寺公園の花菖蒲は直植えですが、確かに時折風に吹かれて垂れ気味の大きな花びらがブワッとめくれて写真を撮るタイミングが難しかったです笑 それだけ大きく見応えがあるということで、皆様にも楽しく観賞していただけること請け合いです❣️
※注)写真でご紹介する品種の中には、古花だけでなく江戸時代以降に作られた新花も含まれます。

それでは早速、水前寺公園の正門へと続く参道(園内には出水神社があるため)から、散策スタートです🏃‍♀️

くまモンとウェルカムボードかわいい💕
参道にはおみやげ屋さんが並んでいます。
今日も美しい水前寺公園✨右端の人影が見えるエリアが能楽殿&肥後花菖蒲エリアですのでそちらに向かいます。

能楽殿

芝生の奥に見えるのが能楽殿(昭和61年築)
園内通路沿いに立つ綺麗な案内板

水前寺成趣園は肥後熊本藩主の細川氏が造園したものですが、細川家では代々能楽が愛好されていたそうです。能楽殿が園内に建てられたのは明治期に入ってからだそうですが、この能楽殿では毎年8月第1土曜日の夜に薪能(たきぎのう)が執り行われ、薪の炎がゆらめく中で昔さながらの幽玄の世界が繰り広げられるんですよ🔥私は薪能の雰囲気が好きで、出水神社の薪能も昔何回か見に行きました。2008年に開催された際の写真が残っておりましたので以下に載せますね❣️↓

この時の能の演目忘れてしまいましたが、能の演目は前半後半に分かれていまして、大体前半はこの世の者でない亡霊や精霊や鬼や神様が化けた人間が登場して、後半で正体を現して時に優雅に、時に激しく舞うっていうストーリーなんですよね。(注:よく調べずにイメージで話してます。解釈間違ってたらすみません🙇‍♀️)そう考えると能って現代人も好きそうな日本人好みの脚本になっとるな〜って感じます✨因みに薪能は細川家歴代藩主を祀る出水神社の神事として執り行われるので、きっと歴代藩主の皆さんも毎年楽しみにご覧になっているかもしれませんよね☺️

能楽殿前の芝生広場にある夏目漱石の句碑
「鼓うつや 能楽堂の 秋の水」

肥後花菖蒲

お待たせしました❣️以下、美しすぎる肥後花菖蒲@水前寺公園ギャラリーです✨花だけでなく、クルッと巻いた可愛い蕾たちにもご注目ください😻

源氏蛍
玉津島
旭鏡
君の名は(品種不明)
初音
業平
紅蓮華
大雪山
八雲
児化粧
車駐

一部、どうも下に挿してある品種名の札と姿形が異なるお花があったので、後から水前寺公園のインスタを見たら、品種表示はしてるけど咲いてみないとわからないとのことでした笑 そんなお花はネットで調べた品種図鑑を参照して品種名を入れましたので、間違っている可能性もありますがあしからず🙇‍♀️

さて、ここからは花菖蒲の池で出会った珍しい生き物たちをご紹介したいと思います😆まずは、なんとも風流な組み合わせの一枚✨↓

花菖蒲の 蕾の先に 赤とんぼ

このトンボ君、美しい紅色をした小柄のトンボでした。ネットで調べたけど正式名称分からず💦ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてくださ〜い💡お次は池の中で見つけた、白っぽい亀さん↓

こ、こちらはもしかして、パンフレットや公園入り口でも紹介されていた「幸運を呼ぶ白いスッポン」のうちの1匹ではないでしょ〜か😳⁉️↓

目撃情報多数のエリアとも近いし。

色合いからして、私が見つけたのはフクちゃんのようですね!ラッキー😆いいことありそう💓因みに2匹の白いスッポンたちはいつ頃から水前寺公園の池に住んでいるのか不明だそうですよ。不思議ですね。

あとがき

もともと紫(淡め)が好きな私は、肥後花菖蒲の紫ベースの繊細で美しい品種の数々に魅了され、夢中で写真を撮りまくってしまいました😆💕皆さまは気になった品種はありましたでしょうか?ちなみに私のお気に入りはこれです!と言いたいところですが、いずれアヤメかカキツバタ、勘弁してくだせぇ、姐さん。というわけで、今回は甲乙付け難く選べませぬ笑 ということで、スキのリアクション写真を、今回撮った肥後花菖蒲たちの写真に変えましたので是非スキ押していってくださいね❣️(季節感が過ぎたら変える予定)

「古今伝授の間」の御茶屋さんでいただいた抹茶と細川藩の献上菓子「加勢以多(かせいた)」

最後までお読み頂き、ありがとうございました😊

アクセス情報はこちらから↓

近くの水前寺界隈を散策した際のレポート記事はこちら↓合わせてご一読頂けましたら嬉しいです。

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