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人面付き土器

こんにちは。今日は、たまたま地方銀行(熊本県)に置いてあったチラシに載っていた「人面付き土器」の珍しさと可愛らしさに心を奪われて、ミナテラス 益城町情報交流センターで開催中の企画展「タイムカプセルにお願い〜弥生のムラから時を超えて〜」に行って来ました❣️今回の企画展は、平成28年熊本地震で被災した益城町役場庁舎の建替に伴う発掘調査で出土した、約2,000年前の弥生時代の遺跡を中心に町内外の貴重な資料を展示したものだそうです。お目当ての「人面付き土器」は役場の下からの出土品ではなく、益城町の別の集落の遺跡で昭和2年に出土したものだそうですが、やはり1番の目玉なのか、最初の展示品として単体でガラスケースに納められていましたよ😆窓口の方にSNS投稿OKか尋ねたところ、是非どうぞとのことでしたので、以下、さっそく写真をアップさせて頂きます!(1300字)

かわいい〜💕ツボる〜😆このポーッとした表情とモアイのような立ち姿がなんとも愛らしいと思いませんか?いろんなグッズを開発したら売れそう⁉️ゆるキャラにもなれそう笑 因みに大きさは想像してたより小さく、20cmくらいだったと思います。この土器がどういったものか興味が湧きますよね?以下、解説パネルの説明を引用させて頂きます。↓

益城町大字小池の秋永遺跡から出土した弥生時代後期の土器で、人の顔と銅部を表したと考えられています。
 顔と銅部の前面には、重弧文と呼ばれる同心円の文様がみられますが、刺青を表現したものかもしれません。弥生時代の中国の歴史書『魏志倭人伝』には、「男子大小となく皆黥面文身す」という記載がみられますが、「黥面」とは顔の刺青、「文身」は体の刺青と考えられています。また、背面には大きな穴があけられており、酒などを注ぐ注口土器として使用されたものと考えられています。珍しい資料です。

因みに「注口土器」とはどんなものか知らなかったのでネットで調べたところ、液体を内部に収め、それを注ぐための管状の注口部をもつ土器で、特別な儀礼上の目的に利用された土器と考えられているようです💡

ふむふむ、土器全面に描かれた文様は刺青か〜、背面の穴は液体の注ぎ口か〜と更に興味が増したところで、文様と鏡に映った背面の穴がよく見えるように、拡大写真を再度アップ↓

凄いですね〜、弥生人男性は本当に顔も首も胸も、こんなに隙間なく刺青いれてたんでしょうか。そして、鏡に映った背面の大きな穴は、注ぎ口が取れてしまった跡でしょうか。(写真がボケてて分かりにくいですが。)

ネット上では、注口土器の中には注ぎ口を意図的に折ったと思われるものもあるという論文や解説も見つけましたよ💡(主に縄文時代の出土品のようですが。)注口土器がどんな儀式に、どんな願いを込めて使われていたのか想像が尽きませんね💭

企画展は展示物の数は多くはありませんでしたが、この人面付き土器の他にも人骨とともに出土した大きな甕棺などの興味深いものもありましたよ。お近くの方はお散歩がてらお出かけになってみられてはいかがでしょうか?

ポップなデザインが可愛いパンフレットと、観覧者アンケートに答えると貰える特性クリアファイル。(クリアファイルのプレゼントは無くなり次第終了とのこと)

最後までお読み頂き、ありがとうございました😊

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