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0からはじめる就活対策

※この記事は、いわゆる売り手市場であった20卒、しかも去年の今頃にようやく就活に本腰を入れたような就活弱者が考える就活論(笑)です。
現実と切り離して読んでいただいても構いませんし、繋げて読んでもらっても大丈夫です。

①なんで就活するのか?のポジティブな目標を考える

ここを見ているということは、就活しよう、とは思ってるんですよね。
理由は恐らく「無職になりたくない」とか「新卒で入った会社がダサかったりブラックだったりするのは嫌だ」みたいな、マイナスから逃げる感じのやつ。
でも、これ消耗するんで、ちゃんと行き先作ってあげた方がいいです。

ちなみに、僕の場合は「あっ、就活って自分探しじゃん」とか「面接官から『おっ』みたいな反応を引き出したいな」なんて思うようになってから、随分気持ちが楽になりました。
精神状態が減点方式から加点方式に切り替わりますからね。選考の感想で言うと「落ちたつらい」から「ウケた嬉しい」に焦点が移ったので、ダメージはかなり軽減できたと思います。

②具体的なゴール(やめどき)を決める

ポジティブな目標を決めたら、それってどうなったら達成なの?っていう基準も設けてあげないといけません。いい会社に行く!はポジティブな目標ですけど、それだけだと新卒カードがある限り永遠に戦い続ける羽目になりますからね。
集中力を切らさないためにも、どうなったら終わりにするか、という勝利条件的なものは用意しておいた方がいいです。
ミニマムなものにするか、ハードめな目標を立てるかはお任せします。性格もあるので。

僕の場合は、ある程度手応えを感じながら就活ができるようになってきたタイミングで「今選考残ってる会社の結果が出揃ったら、一番好きになったところの内定を掴んでフィニッシュする」と決めました。

注意すべきポイントは、これを決めると、達成不可能になったときがマジでしんどいだろうな、ってことです。特に行きたい会社をがっつり決め打っちゃうと、落ちたときに何もしたくなくなります。僕にもそういう会社ありました。
ゴールは大事だけど、もちろん決まらないこともあります。酷なことを言いますが、得点につながる次のゴールポストを、また探してください。

③これならうまくいくだろうな、と“自分が”思える動きをする

就活に関しては、色んな人が色んなアドバイスをしてます。まあ、聞くに越したことはないんですけど、正直耳を傾けてたらキリないです。
だから、無理に自分の考えを“就活強者”的な人たちに合わせていく必要はないと思います。人によってアドバイスを吸収できるキャパとか、実践できる精神的余裕とか、まちまちなので。

人の話は聞かなくていい、んですけど、自分のコモンセンスには従ってください。
自分で、これならゴールに辿り着ける!って思えない歩き方はダメです。自分でダメだと思うポイントをそのままにすると、言い訳の温床になりますからね。

これならうまくいくだろうな、って行動を取る。こうすると自信が湧いてきます。
内定もらえるでしょ、と思う。それでもし落ちちゃったら、原因が気になるじゃないですか?
調べたり、人に聞いたりしたら、うっすら問題が見えてきて、これではじめて、反省する準備が整うんですよ。
エアプ状態で攻略本見るより、やってみて詰まってから調べた方が分かりやすいじゃないですか。

これが「自分でもダメだと思ってたんだよね」だと、自己嫌悪が募るばかりで“反省”する機会が永遠に来ないので、本当に気をつけてください。
自分がいけると思う方法で就活を進めるのは、成功と失敗の両方に実感を持つための仕込みみたいなものです。

④目標に近づいている感、あるよね?と錯覚する

就活、正直0か10かみたいなところあります。つまり、本意か不本意かの二つの道しかなくて、就活を続けている以上は“不本意の側の人”です。
つまり、就活を始めた瞬間から、目標との距離は何一つ変わっていない。身もふたもないことを言うと、内定が出るその瞬間まで、成果は0なんですね。(僕はこれを“風来のシレン式”と呼びたい)
じゃあ、先が見えない孤独な戦いであるところの就職活動で、どうモチベーションを保つのか、自分の機嫌を取るのか、って考えたら……どうですか?どんなものが思いつきます?
僕の場合は「成長」でしたね。あ、とは言っても全然前向きな感じでも、爽やかな感じでもない、かなり性格の悪いアプローチです。

何かっていうと、全然就活のこととか考えてない頃の自分……的な人たちをネット上で探して、ブログとか、ツイートとか、2ちゃんまとめとか見て「あの頃の俺は青かったなぁ」するんですよ。あ、口に出しちゃダメです。去年の自分がやられてイヤなことは人にもしないでください。
なんでそんなことをするかっていうと、自分のメンタリティが就活によって変化していることを、可能な限りポジティブに捉えることが、目標に近づいている“感”を与えてくれるからです。言っちゃえば気休めです。
でも、気休めなしには気が休まらないのが就活ですから、多少自分に甘くするのはテクニックだと思っていいですよ。

あなたは、自分が得たいと思うものへと、着実に近づいている。
そういう自負を持つことが、自分の機嫌を取って、うまい感じにやっていくコツなんじゃないかなと思いますね。

⑤“頼れる人”に頼る

どんどん文章が冗長になってしまっているので、そろそろ締めに入りますね。
最後のコツはこれ、頼れる人に頼ること。頼れるっていうのは、頼りになる、ってことですよ。誰でもいいわけじゃなくて、あなたが信頼できると思う人に、判断を預けてもいいと思える範囲だけ頼ってください。

僕の場合は就活エージェントの方に相談した結果、企業選びやらエントリーやら選考対策やらがグーンと楽になりましたが、最後まで7割信用3割ホント?って姿勢で話聞いてました。顔には出していなかったと思いますが、今思うと少し申し訳なくなりますね。都合のいい友人や大人が本当に全然いないよって方は、その可哀想なエージェントさんを紹介するので言ってください。

正直、就活期に「頼ってくれ!」みたいな顔をする人やサービスは玉石混交です。僕のこのメモ書きなんか石の最たるものですからね。
いいサービスと言われているものでもあなたには害にしかならないかもしれないし、ムダだと噂のイベントでも偶然いい出会いをもたらしてくれる可能性はあります。頼って正解だったかは、後からしか分からないわけです。

だから、こればっかりは自分で判断するしかないわけなんですけど、なぜ僕がそれでも「頼れ」と言うのかと言えば、困ったときに周囲を頼るのが社会人の特性だからです。
各自に目的や都合があって、腹に一物あるかも分からない、そんな人たちと折衝しながら自分の活動を手伝ってもらうのがビジネスってものなんですから、それを恐れてちゃ、社会が恐ろしいままじゃないですか。
人に頼るのはリスクです。だから、触れておくと社会の無料体験版になったりします。社会人4週目の僕が言うんだから間違いありません。

……うん、間違いしかなさそう。


ということで、0時過ぎくらいにメモ帳いじってたのが、あっという間に丑三つ時ですね。
そろそろ寝ます。こんな読みづらい文章を、飛ばし読みででもここまで読み進めてくださったあなたは、恐らく根気強くて生真面目な人間です。
そして多分、ヘン。
根気と真面目さと個性の三拍子が揃ってれば、就活とか全然困らないと思います。安心しました、頑張ってください。

それでは、そろそろ“去年の四年”ヅラはやめて、社会人一年生に戻ります。

また、世の中で会いましょう。

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あくび侍@日常のこじつけと、非日常の筋立て。
常に前よりダサい語りを心がけます。

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