noteで成功するPR上手な障がい福祉企業の魅力発信のコツ
「自社”らしさ”が伝わるだろうか?」
「継続して発信するには?」
noteを通じて、自社のこだわりや想いを発信する企業が増え始めています。
実際に、障がい福祉施設を運営する経営者からも「じぶん達”らしさ”を発信していきたい」という相談を受けることがあります。詳しく話を伺うと、2つの課題が見えてきます。
①障がい福祉業界では、歴史的経緯や世間の印象から「自己PR」が難しい
②職員も現場優先で、発信する経験やノウハウを持ち合わせていない
自社の特徴や独自性を、うまく社会にPRできるかどうかは、新たな人材の採用や社員のモチベーション形成にも大きく影響します。
そこで本記事では、noteを使ってじぶん達”らしさ”をうまく発信する企業の工夫やコツをピックアップしていきたいと思います。
ちなみに、わたしもnoteを使ってじぶん”らしさ”を発信してます。
①「事業所」単位で書いていく
「企業」単位でなく、「事業所」単位で書いていくのが重要。こちらはリハスさんがとても上手に実践されています。
以下のように「事業所」、そこで「働く社員さん」や「利用者さん」の紹介まで、定期的に外部発信。
良い点として、社員さんと利用者さんとのコミュニケーションになりますし、各事業所を跨いでの工夫やノウハウの循環にもなります。
企業イメージを統一するための一定の取り決めはあるでしょうが、事業所ならではの特徴や社員さんの多様なキャラクターが見えてきます。
上記のnoteのように、社員さんのキャラクターが見えると利用者さんの安心感に繋がりますし、日々の頑張りが見える化されることで社員さんのモチベーションUPに寄与するのではないでしょうか?
②小さく始め、目線を上げていく
小さく始めるのが大切。恵和会さんがとても上手に実践されています。
以下のように、note開始から、一定期間のview数やいいね数の推移を振り返り、気づきの抽出をされています。
たとえば、記載し続けた200記事から、どのようなジャンルが読者に刺さっているのか分析し、ジャンルベスト5を抽出。
良い点として、読者の目に留まり、想いを届けられるように工夫を続けることは、社員さんの目線上げにも繋がっていきます。読まれるnote記事を書く中で、社員の経営者視点も養われていくのではないでしょうか?
③社内の文化を醸成させていく
外向けだけでなく、内向け視点も重要。明桜会さんが参考になります。
スタッフ一人ひとりが、誇りを持ち、ミッションに向き合うために、”オープン社内報”と位置づけて取り組まれています。
たとえば、「アクションプラン」を考える会を、発信。
良い点として、未来のアクションを考えて終わりにせず、改めて振り返れるように、記録として残されています。
時間軸が長い活動の経過を追えますし、新しく入ってきたメンバーはそれまでの流れを知ることに繋がります。目の前の業務だけでなく、中長期の視点で戦略的に考えるきっかけになるのははないでしょうか?
続けることで、メディアになっていく
ここまで、noteを使ってじぶん達”らしさ”をうまく発信する企業の工夫をピックアップしてきました。
最後に、集大成といいますか、メディアとしてnoteを使いこなされているのが、平成医療福祉グループさん。
社員インタビューから、施設やプロジェクトの紹介、オンラインセミナーでの学びの共有まで、メディアとして上手く発信をされています。
とはいえ、最初から全て上手にできる訳ではありません。
まずは自分たちの身近な日々を発信する。読者に届くか検証し、工夫を重ねていく。そんな積み重ねこそが自社”らしさ”を形作っていく。これからも一緒に発信し続けていきましょう!
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