留学の出願資料で最も重要な「志望動機書」
初めはどう書けばいいのか分からず不安ですよね。
私は留学エージェンシーなど一切利用せずに、海外大学院への正規留学(建築分野)を行いました。このnoteでは、実際に使用した志望動機書を参考に書き方のポイントを紹介したいと思います。海外大学院の正規留学を目指す人全般に向けた内容ですが、建築・デザイン・アート分野での留学を目指している方は特に参考になると思います。英文テンプレート(例文)もダウンロードできるので、ぜひご利用ください。
「推薦状」の書き方はこちら↓
1. 志望動機書とは
志望動機書は「Letter of Motivation」や「Personal statement」と呼ばれる出願書類で最も重要な提出資料のひとつです。志望動機、個人の目標や資質、コースとの適合性などの自己アピールをするための書類です。
2. 志望動機書の内容
では、具体的な志望動機書の内容を解説していきます。(A)学部卒と(B)社会人の2つのパターンを用意しています。
2.1. 冒頭 (自己紹介とそのコースを志望する理由)
まず第一段落で「自分が何者か、なぜそのコースを志望しているのか」をはっきりと示しましょう。(A)学部生であれば、さらに何が学びたいのか。(B)社会人であれば、社会人経験を通して何を得て、何がさらに必要と感じているのかを説明します。
2.2. 志望するコースに関する学歴(アカデミックバックグランド)
どちらの例も冒頭の自己紹介から、さらに深掘りした自分自身の経験について述べています。(A)学部生はこれまでの強調すべき経験と卒業制作・研究に言及しましょう。(B)社会人は現在取り組んでいる仕事やプロジェクトの説明から、志望するコースで学ぶことでさらにその分野や産業を発展させることができることを示すのが良いのではないでしょうか。(A)(B)どちらとも具体的な事例とその理由を示すことが重要になります。理由はなぜしたかだけでなく、なぜ自分がそれに取り組んだのかを強調しましょう。
続きは有料とさせていただきます。志望動機書の残りのポイントもじっくりと解説しています。汎用性のあるテンプレート全文も用意しているので、ぜひご利用ください。
2.3. 志望するコースに関する学外の経験