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数文字
惑星別重力一覧眺めつつ「このごろあなたのゆめばかりみる」
詩とか短歌の類は全然分からなかった。けど高校の頃に出会ったこの短歌に惹かれて、大学一年生の頃に初めて穂村弘の歌集を買った。
短いからこそ深みがある詩の世界は自分にはまだよく分からない。そう思って、長いこと疎遠になっていたが、昨日、谷川俊太郎の二十億光年の孤独を買った。
活字には触れたい。
長い文章を読む気力は残ってない。
でも何かしらの言葉が欲しい。
たった一行で自分の何かを救ってくれる何らかを。
一言で人を殺せる世界なら一言で人を生かす世界でもあるはずだ。そうであってほしい。
たかが数十文字の配列。
その配列を読み解く数十秒の間だけ人生の全てを委ねてみる。
昨日、谷川俊太郎の二十億光年の孤独を買った。