時間軸が違うので

「なんで勉強しないといけないんだろう」と、学生時代思われたことってないですか?
いつの時代の学生も一度は思う普遍的な問いなのかなと思うんですが、どうなんでしょうか。
勉強をなぜするのかという話を最初にすることのないままに勉強って始まりますよね。これって子どもにとっては困ったことなんじゃないかなと思います。


仕事でも、なんのためにやっているのかわからないことを延々と続けていくことは大変ですよね。何のためかがわからない勉強を続けるってとてつもないエネルギーがいるんじゃないかと思います。

なぜ勉強しなきゃいけないのと聞かれたら、
「勉強しておけば、やりたいことの選択肢が広がる」
「中学校や高校のテストで苦労しないため。」
「高校や大学に入るため」
「将来困らないため」
「私も昔勉強してなくて困ったから」
などなどの答えがあがりがちかなと思いますが、
↑の言葉は、子どもたちには響いていないのではないかと思います。


高校生くらいになると将来を考えて勉強をする、過去の経験から計画を立てるということができてくると思いますが、それ以下の年齢(特に小学生)の場合、先を見据えて今どう行動するかを決める、過去を振り返って今どう行動するかを決めるということがそもそも苦手だと思います。


子どもの視点が「今」にあるからです。
視点が今にあるからこそ毎日成長できるんだと思います。
未来を憂うでもなく、過去を嘆くでもなく、今をただ生きる。子どもの特権だと思います。
大人とは違う時間軸を過ごしている子どもたちに大人の時間軸を前提に話しても響くことがないのかなと思うようになりました。


根本的な問いかけにはこちらが答えるというより、どう思うかを引き出すことが必要なんではないかと思います。

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