子どもの好きをつなぎたい
昨日、「これからどんなことをやっていきたいの?」と聞かれることがあったんですが、その時に考えるよりも前に、「例えば、キノコがめっちゃ大好きっていう子どもがもっとキノコのことを知りたいと思って、国内外問わず本や文献を探す、研究者や当事者に手紙を書くなんてことをしたい時にサポートしたいんです。」と口から出てきました。
なんでキノコだったのか(笑)もちろんキノコだけに関わる話じゃないんですが。雲でもサメでも魔女でもバレエでもなんでも、子どもが好きだと思うものを一緒に大事にして、芽を大切にする活動をしたいなと思うんです。
文献を読む、手紙を書く、もしうまく事が進んでオンラインで直接話ができることになった時、言葉の壁でそれが難しいなら、間に入って言葉の壁を取ってあげたいのです。そんな風に子どもと好きなことをつないでいくことができれば幸せだなと。
数年に一人とか二人しか需要がないかもしれません。でも大好きな世界を外に外に広げていこうとする、ミニ博士が育っていく過程に携われたら面白すぎるな~、幸せだな~と。
子どもの頃の好きと大人になってからの好きは、同じものが好きであってもその質や熱量が全然違うと思うんです。寝ても覚めてもそのことばかり考えちゃう、それ以外に興味がいかないくらい大好きなものがあるなんて子どもだからこそじゃないかと。
ただ子どもの頃の好きってだいたい、「そんなんばっかりしてんと勉強しなさい。」や「そんなんでご飯食べていかれへんよ。」の声につぶされてしまうんですよね。
でも好きの芽を枯らすのではなく、太い幹にすることができたら、それで生きていける時代がきたんじゃないかと思います。