学びが楽しいと思うには
子ども達が学ぶことは面白いと感じ、自主的に学んでいくようになるには、学びを通して
「すげ〜!」
「面白い〜!」
「やってみたい〜!」
というワクワク感や感動を得ることが必要だと思います。
「好きなこと」や「やりたいこと」を持つことは大事だとよく言われますが、大人のサポートなく、子ども達が好きなことややりたいことを見つけ、興味関心を広げていくことは大変だと思います。
子どもの世界って狭いですもんね。狭い世界の中だけで考えるとゲームやYouTubeだけが興味の対象になってしまうのかもしれません。
フィクションの世界ではなく、ノンフィクションの世界でどのくらい驚きや感動に出会うことができるかが、学びが面白いと思うかどうかの鍵ではないかと思います。
先日、講師サミットと言う大きなイベントがありました。このイベントの中で探究学舎の代表、宝槻泰伸氏が「自然に隠されたカタチの秘密」という講義形式の講演をされました。
具体的にはなぜハチの巣は六角形なのかということを考える内容でしたが、これが面白かったんです。
「確かに!」「知りたい!」「やってみたい!」のオンパレードで、私のハチに対する興味はMAXまで高まりました(笑)
これが興味開発なんだと思います。
なぜハチは六角形の巣を作るのかご存知ですか?なんとなくそうなったわけではなく、そこには理由があると知りました。
「自然界では点がどうつながれるか」がポイントになるんですが、このことに興味を持てば、数学にその興味関心が転移するかもしれません。また、シマウマの縞はなぜああなっているのかというように他の動物に興味が広がるかもしれません。
1つのことに強い関心、興味を持つと他に転移していくことは知られています。
「わぁ~!」と子どもたちが思わず言ってしまう体験や学びをどう提供していくか、私自身の教育方針も含め、教育の課題だなと思います。