「まだ」の持つ力
4歳の息子は、何でも自分でやりたい盛りで、「ぼくがする。」と言って聞きません。なんでもやろうとします。やってみると、できなかったり、失敗することもいっぱいあります。それでも取り合えずやらせてみるようにしています。そのためには、私に精神的な余裕が必要なんですが…。
主人は私とは反対でよく息子に「できることと、できないことがある。」と言ってやらせるのを止めていました。その都度息子は泣いたり怒ったりだったので、「今はまだ難しいだけで、できるようになるよ。」と主人に聞こえるように(笑)、フォローしてました。そのかいあってか最近は「まだできないよ。」と少し修正した言い方をしてくれるようになりました。
「今はまだできない」というだけなのに、「できない」の一言で終わると、息子を否定したようになってしまうのが嫌なんですよね。
「今はまだできないだけ」、「できるようになる途上にいる」と思うと、私も心が楽になりました。できないに「今はまだ」がつくだけで、焦らなくて大丈夫と思えます。
教室に来ている生徒を見ていても、これからできるようになるという成長型のマインドセットを持っている生徒はどこまでも伸びていくなと感じます。できないことや失敗を恐れていません。挑戦することに喜びを感じているように思います。
「できない」に「今はまだ」をつけるだけで未来における成長を感じられます。これから出てくる子どもの能力や才能の芽を楽しみに待ちたいと思います。