【たまご作】こだわりカレー
勝手にはじまりました。たまごのキッチンシリーズ。笑 たまごというのは名前で、カレーにたまごは入っていません。
3年ほど前から定期的に人をうちに招待しているのですが、この間つくったカレーが「今まで食べた中で一番おいしいカレー」とお褒めの言葉をいただいたので、調子に乗ってレシピを書いてみたいと思います。
基本的にこのシリーズは大人数向けのメニューが多く登場します。
用意する食材
カレールー 今回は18皿分
合いびき肉 750g(ルーの箱にかいてある分量でよし)
玉ねぎ 5個
にんじん 4本
じゃがいも 5-6個
りんご 1個
にんにく 3つ
トマト缶 1個(トマトペーストでもよし)
こんな感じです。いたって普通、そんなに珍しくない組み合わせだと思います。ひとつひとつ食材へのこだわりを話してみます。
カレールーへのこだわりはブレンドです。これは実は父のブレンドなのですが、バーモントカレー甘口とジャワカレー中辛をまぜます。うちは昔からこの組み合わせでした。今回は甘口12皿、中辛6皿分の計18皿の分量。
どんなお肉をつかってもカレーはおいしいのですが、私はミンチを使うのがすきです。鶏肉のかたまりがあなたはみっつなのに、私はふたつ、みたいな不平等を避けるにはミンチが最高です。純粋に旨味が出てきやすいのではないかなと思い込んでいます。
たまねぎは2個から2個半をみじん切りにします。残りは溶けてなくならないように一番最後に入れます。にんじんも一本はみじん切りにします。りんご、にんにくはすりおろしにします。最初から準備せず、途中ですれば大丈夫です。
レッツクッキング!
1.野菜を切る。
たまねぎ2.5個分、にんじん1本をみじん切り。じゃがいもも皮をむいて適当な大きさに切って水につけ、あくをとっておきます。残りのにんじんも厚めの半月切りにします。煮込むとバラバラになるのであまり小さく切らないこと。
2.たまねぎをひたすら炒める。
鍋やフライパンに油をひき、みじん切りにしたたまねぎをあめ色になるまで炒め続けます。ここは結構強火でもよし。ただずっとまぜなければなりません。ちょっと疲れたら中火にしてほったらかしてください。この作業をめんどくさがると普通のカレーになります。
3.みじん切りしたにんじんも入れて炒める。
フランス料理にミルポワというものがあります。香味野菜といわれるたまねぎ、セロリ、にんじんのことで、これらをみじん切りにして少し炒めてからいろいろ加えます。セロリはカレーにあいそうじゃないので、パス。
あめ色になってきたたまねぎにみじん切りのにんじんも加えます。これはずっと炒める必要はなくて、火が通るなと思うくらい炒めておきます。
4.野菜を炒める。
カレー用の鍋に水気をとったじゃがいも、半月切りしたにんじんと一緒に炒めます。そして合いびき肉を投入。今回は牛の割合が多かったらしく、油がすごく出てきたので少しずつ取りながら炒めました。
ちなみに今回は20リットルの鍋を使用しています。カレーは鍋半分くらいの量でした。家庭用のコンロには少し大きすぎますね。笑
5.水を入れる。
ルーの箱にある指示通りの水の量を入れます。沸騰するまでひたすら煮る。ぼこぼこしてきたら少し火を弱めます。
6.となりでトマト缶の中身を煮る。
となりのコンロに小さい鍋を用意し、トマト缶の中身を出します。トマト缶をそのまま入れてしまうと酸味が強すぎるので鍋に合わせる前にトマトだけ沸騰させて酸味を飛ばします。これは味見でチェックする必要アリです。
トマトペーストを使う場合はそのまま入れてもよいかもしれません。トマトは油断すると存在感が強くなってしまうので、使いすぎないようにしたり、水分を調節したりしてください。
7.ひたすら煮る。そしてすりおろし。
ぐつぐつ煮ているとなりで、リンゴひとつとにんにく3つをすりおろします。にんにくが多いなと思う人は1つでも構いません。リンゴも1つまるまるではなくても、半分でもよいです。残りは食べてください。
8.ルー投入。
火を止めて、バーモントカレーとジャワカレーのルーを割って入れます。すりおろしたリンゴとにんにくも入れましょう。よくかき混ぜたら、また弱火でコトコト煮ます。ほぼできあがり。
9.一日待つ。
やはり二日目のカレーはおいしいです。鍋で温めなおすときは焦げないように気を付けてください。冷蔵保存して小分けにして食べたい方はじゃがいもではなく、キノコ類を入れるとおいしいと知り合いが教えてくれました。
「今まで食べた中で一番おいしいカレー」とお褒めの言葉をいただいただけあって、ものすごいスピードでなくなってしまったので、冷蔵保存によるじゃがいもの状態は検証できませんでした。汗
1日目はすりおろしたにんにくの風味がいい感じです。にんにく入ってるな~とわかります。2日目になると、にんにくは馴染んでしまい、深みを足してくれます。
調子に乗ってはじめた「たまごのキッチン」シリーズ。次はどんなメニューになるのでしょうか。わくわく。それではまた!