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ジンジャーエールを飲んで、なんかセンチメンタルな気持ちになった

ジムで走ったあと、爽快感のある飲み物を体が欲していたので、コンビニで散々迷ったあげくウィルキンソンのジンジャーエールを買った。これはその時に思ったことのメモ書き。

ジンジャーエールを初めて飲んだのは中学生の頃だった。おばあちゃんの家に帰省して、お好み焼きを食べるときにジンジャーエールが出てきたのだ。初めて飲んでそのおいしさにびっくりした僕は、「これすごくおいしいね」と言った。おばあちゃんは喜んで、家の近くの酒屋さんからたっくさんジンジャーエールを買ってきてくれた。毎食、「ジンジャーエール飲みんさい」と言ってくれた。

それ以降も、帰省するたびに、「ジンジャーエール買うてきたけえ飲みんさい」と言ってくれる。きっと、前に孫がおいしいと言ってくれたのが忘れられなくて、僕が帰省するとなるたびに買ってくれてるんだろうなと思う。カレンダーにも僕が帰省する日に豪快な字で僕の名前が書いてある。買っておいたジンジャーエールと一緒に楽しみに待っているんだろう。おばあちゃんの頭の中にはずっと中学生のころの僕がいるというのは、なんかちょっと残念な気持ちになるんだけど、それでもそうやって待っていてくれるというのはすごくありがたいことだと思う。

なんでこんなことを思い出したかというと、年始におばあちゃんに電話したときに通り一遍のことしか話さなかったからだと思う。ちゃんと元気でいるうちにたくさん話しておかないとなあ、というメモでした。

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