リベラリズムとリバタリアニズムにおける「教育」の位置づけ
政治哲学と教育政策の関連について考えたい。上の図における「保守」という表現は、個人の価値観や自由に介入する「パターナリズム」として理解し、ここではそのように表記する。
自由主義はリベラリズムと呼ばれ、自由至上主義をリバタリアニズムと呼ぶのが通例である。リバタリアニズムとはつまり、自由を徹底的に追い求め続けるがゆえに、政府という国家権力は個人の価値観にも一切介入しないが、市場経済への介入も拒否するため格差が生じ、自己責任社会になりかねない思想である。しかし、私はイリッチの