LGBTの研究4 ~ホモと童貞~
ホモは一生、女性と性交渉することはありません 私は童貞というのはヘテロで未経験の男性に限ると考えているのですが、世の中に多くいる生涯童貞をアイデンティティーにしている男性たちの大半はホモです 正確には女性の膣内に挿入できない、膣内で射精ができないというのがホモのセックスの特徴です ですから、自分は女性と性交渉したことがあると自認しているホモもいて、その場合の女性とのセックスというのは、愛撫やフェラ、もしくはバイブやペニスバンドなどを使ってお尻を攻めてもらうというセックスであって、挿入や膣内射精は伴いません なので、ホモのカップルや夫婦で、これだけ性交渉しているのになぜ子供ができないのかと悩む場合があります こういう場合、たいてい女性の側も気付いていないのです そして、子供ができないのは他に原因があるんじゃないかと男女ともに考え、不妊治療を受ける夫婦も多いようですが、ホモの精子は人工受精をしても受胎することはありません
ここまでの話で、やはりホモの方が損なのではないかと考える方が多いかもしれませんが、人間以外の動植物はそもそもヘテロとホモどちらが得かなどとは考えていません 自然にそれぞれの役割をそれぞれに果たしながら天寿を全うします ただ、人間だけが、差別、社会的偏見などを受けて、生きていく上でホモが若干不利になる
ここからは私の仮説なのですが、人間だけはホモが少し不利になる分、ホモの方が社会的に成功しやすくなるように進化してきた 進化論でいう、そういう遺伝子が優先的に遺伝子を残せたという理屈です そうじゃないとホモは生き残れなかったのだと
そうやってホモの方がより優秀になるように人間が進化してきた結果、何が起こったかというと、当たり前ですけどヘテロが成功するのが難しくなった そのため、ヘテロが女性とまともに性交渉して子孫を残すのが難しくなった 現代になるほどその傾向は顕著なように思われます
私は良い悪いの話をしているのではないんですね できるだけ科学的事実を詳らかにしようとしている まだまだ未知の部分も大きいのですけど
また、ホモの特徴として生存能力が高いということも挙げられます ヘテロとホモで、人生の幸福度や自殺率などに違いがあるかは、まだ誰も研究した人がいないのでデータや数字で示すことはできないのですが 私は精神病院に入院した6年間で、患者もスタッフも含めて数百人の男性をヘテロとホモに分類して、その生き方の特徴を観察していました ホモはやはりお金や食べ物、仕事にこだわり、ヘテロは女性にこだわる まあ、人間というのは複雑な生き物ですから、そう短絡的に、ステレオタイプにこうだ、と決めつけることはできないのですが、ひとつ言えるのは、精神病院のように患者同士の交際が禁止され、極度にストイックな生活を強いられる場面では、圧倒的にホモの方が生存に有利だということです 女性がいなくても平気で生きて行けるというのは、これだけ男女交際に対して社会的監視が厳しくなった現代においては、個としての生存戦略に於いて、ホモの大きなアドバンテージだと考えられます
こう考えていくと、ホモよりもヘテロのための哲学書が必要なように思えて来ます ヘテロ受難の時代ですから
ただ、私は楽観視というか達観しています いくら、ヘテロはこうであれホモはこうであれと忠告したところで、人間が、人類が、思う通りにコントロールできるはずもないし、よしんばできたところで、またその状況に合わせて人類は進化していくでしょうし
ただ、恐らく人類最古のホモの哲学者、プラトンはその人生を悩み抜いて生きたあと、最後にこう遺しました 「貞淑に」