英語の訛り③〜アナと雪の女王〜外国の高官
デルマ侍です。
前回アナ雪1に出てくる登場人物の英語の訛り English accentについて、特にオーケンとウェーゼルトン公爵について記事を書きました。本記事ではもう少し出番が少ないものの、アクセント、イントネーションに特徴がある外国の高官たちに注目してみたいと思います。
戴冠式にお呼ばれしていた、アイルランド人、スペイン人、フランス人の高官たちについて、です。
前回の記事はこちら
アイルランド、スペインの高官
アナがひどい格好でお寝坊さんしていて、カイさんが起こしにくる直前の会話↓の直前ででてきます。
アイルランド人とスペイン人のお呼ばれの人のようです。
0:12:38頃
Irishman アイルランド人 (左側 金髪、背の高く細い、青色の服)
声優さん Tucker Gilmoreさん
Oh my sore eyes can’t wait to see the queen and the princess. I bet they are absolutely lovely. 吹き替え「あー女王と王女にお会いするのが楽しみだ。きっとお美しい方でしょうな。」(直訳:ああ、私の痛々しい目は、女王と王女を見るのが待ち遠しいです。絶対に愛くるしいお方に違いない。My sore eyes・・・については下記※1)
Spanish dignitary スペインの高官 (右側 ウェービーヘア、体格のよく背は低め、ピーコックグリーンの服)
声優さん Jesse Cortiさん
I bet they are beautiful. 吹き替え「ええ。本当に楽しみです。」(直訳:絶対にお美しいお方に違いない。)
こんなセリフの後に
アナの髪の毛ぐちゃぐちゃシーンが出てくるから面白い(笑)
フランス人の高官
1:14:57 氷ついたアナが帰ってくる直前のシーン。まだハンスは本性出してないです。
French dignitaryフランス人の高官
You cannot risk going out there again.
吹き替え「外は危険です、おやめください」
直訳「また外にでる危険を負うことはできない、行かないほうがいい」
やや早口目にイントネーションが独特です。のらりくらり的なメロディー調に聞こえるのが独特ですね。
1:15:00
Spanish dignitary スペイン人の高官
If anything happen to the princess, you are all Arendelle has left.
吹き替え「もし王女になにかあったら、アレンデールが頼れるのはあなただけだ」
スペイン人の高官は冒頭にもでてきましたね。l(エル)とr(アール)の発音が特徴的で、あと母音が強いです。
ハンスが本性を出して、アナの部屋の鍵を閉めてしまったあと、「アナは自分との結婚を誓った後死んだ」というシーン
1:17:22
一同 Mon dieu. ※2
What was it?
1:17:53
Spanish dignitayスペイン人の高官
Prince Hans, Arendelle looks to you.
1:29:44
ハンスが船の牢屋に閉じ込められた後のシーンでまたフランス人の高官がでてきます。
French dignitary フランス人の高官
I will return this scoundrel to his country.
We shall see what his twelve big brothers think of his behavior.
scoundrelスキャンダルの発音が独特ですね。そして、イントネーション、全体の口調が滑らかに踊るようなテンポに感じ取れます。フランスとかラテン系に感じます。(ドイツ系の英語はもっとかちこち、インド英語もインドのテンポを背景に感じます。)
この人は、ハンスとどういう関係なのでしょう?代表して代わりにこの方がハンスの国、サザンアイルズに送り返すのか、フランスの領土の一部なのか・・・ハンスはAmerican Englishですね。
ドイツ人の高官
声優 Jeffrey Marcusさん
一番右の人がドイツ人高官。左からスペイン人、真ん中がフランス人。
✨単語チェック✨
dignitary 高官、要人
追記
※1
Oh, my sore eyes can’t wait to see the queen and the princess.
sore eye
The Sight of you is good for sore Eyes.
What a sight for sore eyes that would be!といった言い方で言われたのがはじめのようです。
soreは痛い、痛々しいという意味ですが、a sight for sore eyesは痛々しい目にとっての景色→見て嬉しいもの→目の保養になるもの、
という意味で使われています。エルサとアナが目の保養になるほど美しいんだろうな〜というニュアンスです。
※2Mon dieu.
一瞬ですが、フランス語もでてきます。モンデュー。Oh my God!
なんということだ、という意味です。
フランス語は、アナ雪冒頭にもMerci Monsieur.がでてきます。
おわり
いかがでしたか?色んなアクセントがたくさん出てきて、そんな角度からこの作品をみてもとても面白いです。
隠れミッキーや、ラプンツェルとユージーン、シンデレラが出てくるのも見逃せません❗️
今後もディズニー、英語についても記事にできたらと思います。
英語のフレーズについて、こんな記事も書いています。
またお読みいただければ嬉しいです😀😆ありがとうございました😊デルマ侍