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このクソガキ…??「エスター ファースト・キル」映画感想文
数年前に初めて映画「エスター」をみた時、俺の感想は、
『このクソガキっ!』
だったんですね。
で、今回。その続編の「エスター ファースト・キル」を見まして。その感想は、
『このクソガキっ…??』
でした。
ということで、今回の映画感想文は、
映画「エスター ファースト・キル」
です。
前作のとんでもない衝撃度と、さらには主演のイザベル・ファーマンの演技により大ヒットしたホラー映画「エスター」。
前作は、エスターが孤児院にいたところから始まりますが、その孤児院に入る前の前日譚が描かれています。
その「エスター ファースト・キル」。
全然予想してなかったストーリー展開に度肝抜かれました。
どなたか存じ上げないですが脚本家の”デビッド・コッゲシャル”さんには、
張本勲さんからあっぱれが贈られます。
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ということで今回は、「エスター ファースト・キル」各ポイントを抜粋してレビューします。
※前作「エスター」のネタバレも含んでいますのでご注意ください。
療養所の警備がザルすぎる
エスターが最初にいたサールン療養所。
あそこの警備、ザルすぎる。
映画が始まってすぐに『患者が脱走した!?』なんて騒ぎを起こしてるくせに、その日のうちにまた脱走させられてるし。
エスターの隠れ方も「いや、気づくだろ」ってレベルなのに職員は全然気づかないし。
しかもあんな屈強そうなガードマンがいるのに、患者にボコボコにされてますし。
安心戦隊ALSOKを雇え。いますぐ。
エスターの身体能力
これは前作でも思ったことなんですが・・・
エスター強すぎませんかね?
身体は10歳で成長が止まってしまい、実年齢は31歳というエスター。なので大人同様に打算的なのはわかります。
ただ10歳の身体であの力。
そして小さな身体を活かしての身のこなし。
車のトランクが開いたと思ったら・・・いない。
階段の下に突き落としたと思ったら・・・いない。
キッチンでエスターを放り投げたと思ったら・・・いない。
君、忍者か。
まさかの展開
この映画の1番の見どころはそう。
騙されていると思っていた家族の方がエスターを利用していた
とわかるシーンですね。
前作で幸せな家族が崩壊していく様を見ている俺は、今回も同じ悲劇を見ることになるのかとモヤモヤしていました。
そして案の定、エスターは家族の目をかいくぐり、真相に迫ろうとしていた刑事を殺します。
刑事『エスターじゃないのなら彼女は誰なんだ・・・』
グサッ!グサッ!グサッ!グサッ!(エスターが刑事をナイフで刺す)
俺『またやりやがったな、このクソガキ…!』
エスター『どうしてエスターじゃないとわかったの?母親にもバレてないのに』
刑事『バ…レてるさ……』
俺『おいおい、あのお母さんも殺されてしまうぞ・・かわいそうに』
バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!(お母さんが銃で刑事にトドメをさす)
エスター『ママ?!』
俺『ママー?!?!』
まさかのエスターを利用する母親。そして殺しに抵抗のない息子。
前作はただの「このクソガキっ!」って感じでしたが、今作は、
「このクソガキっ…だけじゃない?母親も?息子も?
もうお前ら全員、喝っ!」
でした。
この3人には張本勲さんから「喝」が贈られます。
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