情報を発信することで成功した事例~前編~
私がこれまで多くのクリニックと関わってきた中で、情報を発信することによって集患に成功した例は多々あります。やはり情報を発信することによる集患・採用の効果は明らかです。
本書ではその中でも成功事例をいくつかご紹介していきますが、そのうちの一つをここで簡単にご紹介しましょう。
こちらは、私が担当した中でも非常に思い出深いクリニックです。担当した2007年頃は医療機関のホームページがまだまだメジャーでなく、弊社も仕事があまり取れていなかったこともあり、社内でも医療機関のホームページの制作を続けていこうかどうか迷っていた時期でした。
このクリニックは整形外科で、院長先生は「ホームページで本当に集患できるのかな」「お年寄りが中心だからホームページは見ないだろう」といった考えがありましたが、「それでもないよりあった方が良いかな」「知り合いだから、作ってみるか」といった簡単な気持ちで弊社に依頼されたそうです。ただ、最初の頃はインターネットから患者さんが来院している効果は感じられていませんでした。
この整形外科のクリニックでは「健康講座」など、患者さんへの講演会や交流会を行っていたのですが、ある日弊社から、「その内容をホームページで積極的に掲載してみませんか」と院長先生に持ちかけました。院長先生は「情報を発信するのも、地域の方のためになるかな」と簡単な気持ちで始めようと思ったそうです。
2ヶ月に1回くらいの頻度で出来事を掲載していったのですが、ホームページを積極的に使うことで、検索の順位も3ヶ月ほどで、Yahoo!の「地域名×整形外科」で1位になっていました。SEO業者にお金を払うような対策もしていないのに上位検索されるようになるなど、思った通りの効果を出すことができたのです。(つづく)
医療機関のブランディング~求人・集患の秘訣~ 著者:安岡俊雅((株)DEPOC代表取締役)
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