発車音研究所

ますます多様化し、エンターテインメント化する発車音。 現状の発車メロディに、果たして効果はあるのだろうか。 「発車音」の概念を再構築するため、日々発信してまいります。

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ますます多様化し、エンターテインメント化する発車音。 現状の発車メロディに、果たして効果はあるのだろうか。 「発車音」の概念を再構築するため、日々発信してまいります。

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これからの発車メロディのあり方とは?

ご覧いただきありがとうございます。 今回は、「これからの発車メロディのあり方とは?」。主観ではなく、客観的な内容を目指して作成しました。 なるべく分かりやすくまとめていきますので、是非最後までご覧ください。 0. 無意識な発車メロディ発車メロディは、都会、特に首都圏に住んでいればとても身近なものです。たとえ、初めて行く駅で、電車から降りたときに聴いたことのない音楽が聴こえてきたとしても、別に違和感はないはずです。なぜなら、電車から到着してから、電車が出発するまでの間に音楽が

    • 背景音楽と発車メロディ ― 『4分33秒』から見えてくる「音環境への気配り」とは

      1920年代|音楽は生産効率を向上させる?レコードとラジオを主要な媒介としたポピュラー音楽が成立した1920年代、周辺的・並行・散慢聴取に適合的な音楽を作る試みが行われました。それが、フランスの作曲家、ジムノペディで知られるエリック・サティの「家具の音楽」です。 このサティの「家具の音楽」の意図は、瞬く間に複製技術により実用化され、産業化されました。音楽は工場騒音を遮蔽したり、生産効率を向上させる機能音楽として期待されたのです。 1940年代|音楽=作業効率向上?1940

      • 『発車音研究所』発信の経緯

        ご覧いただきありがとうございます。 『発車音研究所』第1号は「『発車音研究所』発信の経緯」。 第1号ですので、『発車音研究所』として発信するに至った経緯について、私の研究についても交えながらご紹介いたします。是非、最後までご覧ください。 「発車メロディ」の違和感から…電車に乗るとき、特に首都圏では、必ずといっていいほど発車メロディを耳にすることでしょう。今となっては、発車メロディはJR東日本だけでも400種類以上あるといわれ、また現在でも新たなものが導入され続け、発車メロデ

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