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出張前の「ひと稼ぎ」と、北陸新幹線敦賀乗り換えの「検証」

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川西能勢口から
急行|大阪梅田
8005

まとわりつく湿気に梅雨を実感する。

今回は阪急でスタート

運良く座れそうなので、いつも乗る普通ではなく急行で。14時33分、発車。
石橋まではまったりとした車内だったが、やはりというか大阪空港最寄りの蛍池からは立ち客が目立ち、急行運転を始める豊中からはドア部を中心に混雑が目立つ。
まあ十三(次の停車駅)までなのでほんの一時の辛抱だ。
50分、十三着。少しは立ち客が減ったかな…くらいの降車があったか。

終点・大阪梅田へ

「ジリン」「ジリン」という運転士と車掌の確認合図があって、終点の大阪梅田には54分に到着。

大阪から
普通|天王寺
モハ220-54

多分、大和路快速の成れの果て状態…

少し前に大阪環状線は乗ったが、今回は完乗目的。隣の天満で線路への落下物の拾得作業をしてるとかで、少し待ったが15時10分に発車。
221系なので、おそらく関西線からの直通列車だろう。先程までの鬱陶しい梅雨特有のまとわりつく湿気から解放され、今は冷気が心地よい。

大川を渡る

天満〜桜ノ宮で大川を渡る。外は湿気まとわりつく暑さなのに、川面を行く船を見ていると何処か涼しげだ。
17分、京橋着。ここでまとまった降車があって立ち客はほぼ解消。

森ノ宮から
普通|大阪環状線
モハ323-501

201系の後釜となった323系

森ノ宮でネタ探しを済ませ、やってきたのは323系。永らく103系と201系の牙城のような線区だったので、何回か乗ってるとは言え、まだ慣れない。

近鉄への乗り換え客が吸い込まれるように…

35分、鶴橋着。鶴橋名物焼き肉…ではなく、近鉄乗り換え専用改札口。これだけ大々的に設けられているって、何となく品川駅を彷彿とさせる。

天王寺から
普通|JR難波
クモハ221-10

初期ロット車らしくだいぶ「ヤレ」が…

天王寺でもネタを抑え、「麺屋」で冷やしうどんを食しホームに駆け込むとちょうど列車が…221系の初期車とはついてるのか…
新今宮で、降りようとしていた客がドアに挾まれかけて少しヒヤッとした。ただ客も客でゆっくりとしか動けないようだし(初老の男性)、車掌も車掌で最後尾から最前部のそのゆっくりとしか動けない客の車内での動きを察知するのは「至難の業」だろう。難しいところだ。

終点、JR難波着

16時06分、JR難波着。

JR難波から
普通|王寺
クハ201-66

今や絶滅危惧種の201系

折り返し、王寺行きは本邦でも関西線だけになってしまった201系。
元は東海道・山陽の緩行線を走っていたが、転属に次ぐ転属で奈良を終の住処としているようだ。あとどのくらい走るのか…
16分、発車。ふと車掌を見ると笛ではなく、岡山・広島エリアで使ってる笛の音が出る手持ちブザー機だ。音の感じが少し違うので、割と区別がつきやすい。
トンネルを抜けて18分、今宮着。

あと何回、201系に乗れるかなぁ…

201系を見送る…

今宮から
普通|大阪環状線
モハ323-501さて、今回のネタ探しの旅は一度ここで区切りをつけて、大阪方面行きに乗車。

本日2回目の323系

323系の車内、体悪くするんじゃないかと思うくらいよく冷えている。そして空いている…天王寺基準で見る、工業地帯の多い環状線外回りは街中を走る内回りに比べると、どうしても集客に不利な面がある。。

ここで貨物線が分かれていた
戸建ての境目にある空き地が貨物線跡

大正を出てからの、大阪臨港線の跡地を目で追うのも環状線に乗ったときの楽しみの一つだ。ただ跡地は草に覆われたり土地が宅地になったりで次第に跡地を追いづらくなってきたのも事実だ。
40分、西九条着。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン最寄りの桜島線からの乗り換え客で一気にごった返す。かろうじて環状線らしい車内になる。

今や「くろしお号」も大阪から乗れる時代に

福島手前で、大阪駅(うめきたエリア)に向かう紀勢線特急の「くろしお号」を見ながら、大阪着。

大阪から
特急サンダーバード37号|敦賀
サハ682-4320
大阪駅ホームでネタ探しを再度試みるも、失敗。

実質、新幹線リレー号になった「サンダーバード」

汗だくになりながら、やっていた特急「サンダーバード37号」に乗車。

大阪の時点ではまだガラガラ

指定された2号車はガラガラだったが、きっとこの先の2駅で埋まるんだろうな…17時9分、大阪発車。
淀川を渡り、程なく新大阪着。

停車中だけど、普通列車に抜かれた…

米原行き快速列車と同着だった。そして向こうの方が先に出ていった…
吹田を出た先あたりで、あっさりと先発の快速を追い抜き、

大阪貨物ターミナルへの支線

大阪貨物ターミナルへの貨物線か分かれて行くともう茨木。やはり早い。

山が見えづらい

外は相変わらずの曇り空で、湿気も高そうな雰囲気だ。つくづく「冷房の効いた電車」という文明の利器に感謝する。

ホーム上に府境がある山崎

28分、山崎を通過し京都府入り。

京都着。ちょうど新幹線もやってきた

36分、京都着。確か大阪発車時に
「多くのお客様がこの先新大阪、京都でお乗りになられます…」
と案内があったが、その通りだった。
1分停車で発車。次はもう終点の敦賀だ。
この先敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉…と続く車内案内を聞いてきた身には
「次は、終点の敦賀です」
は、やはり何か物足りない。

東山トンネルを抜けて、山科を過ぎると湖西線に入る。「…本日、4号車と5号車のトイレ、故障中のためご使用になれません。ご了承を…」
まあ、もうこの系列も運行開始からかなり年期が入ってきたのだから、故障も増えてくるだろうな…

これからしばらくは琵琶湖が車窓の友

大津京を過ぎると街越しに琵琶湖が見える。鉛色の空の下だがその存在感は揺らぐ事はなさそうだ。
堅田を出たあたりで居眠り。ポイントを踏む音で目が覚めると、ちょうど近江舞子を過ぎているところだ。

琵琶湖が寄ってきた

琵琶記も先程よりぐっとこちらに近づいてきている。

近江今津を通過

18時9分、近江今津を通過。この先走る列車は特急か新快速が殆どで、事実上の北陸への「専用路」だ。

相変わらず、今にも泣き出しそうな景色

翻った反対側の車窓は福井と滋賀を分ける山であろう。その頂付近は雲が厚く垂れ込めている。
湖東路は近江八幡や彦根、米原とそれなりに大きな街が続き賑やだだが、湖西線が走る湖西・湖北はそれほど大きな街がなく、どちらかというと寂しい部類になる。しかしそれ故に景色が「俗化」せず、厳しい中にも沿線民の生活の場がより近くで見れて、今や少なくなった「日本の原風景」のような素朴さをみせてくれているのだと思う。
マキノを過ぎて長いトンネルへ。

永原駅も霧の中

抜けたところにある、湖西線最後の駅・永原を通過。
人気は全く無い。どことなく景色が白っぽいが、おそらく霧が出ているのだろう。そんな風景も湖西線の「果て」らしさが出ているようだ。
19分、近江塩津を通過。ここからは北陸線を走る。といっても2駅先の敦賀までで、北陸新幹線の敦賀延伸で北陸線と名を冠したJR線も敦賀までになったので、この列車でこれ以上進みたくても出来ないのだ。
新深坂トンネルを抜け新疋田を通過。ホントにあとは終点の敦賀までまっしぐら…
「まもなく、終点の敦賀です…」

終盤、ほとんど景色は見えず

の案内と共に、列車もやや速度が落ちる。外はというとおそらく湿気がすごいのだろう。窓が水滴で真っ白だった。
30分、終点の敦賀に定刻に到着。

敦賀着。さて、間に合うか?

さて、北陸新幹線に乗り換えだ。

敦賀から
つるぎ38号|金沢
W725-105
開業前に報道等で「乗り換え時間は足るのか」と問題になった在来線から新幹線への乗り換え時間だったが、先程の特急を降りて、まあ走るでもなく気持ち足を早く動かしたかな…くらいで、なおかつこのブログ用にとカットを数枚立ち止まって撮ったりしたが、

西日本の車両だけど、何となくJR東日本的なものを感じる

指定された3号車の座席までに要した時間は約5分。
僕個人の感想としては、時刻表にある9分に余裕を持って間に合ったので、乗り換えを特に問題とは思わなった。

1〜5号車くらいの人がちょっと大変

ただ指定された新幹線の号車によっては、ちょっと焦るくらいか…そんな感じか。

まさに「関所」

しかしこの改札機の数は、まるで令和の「愛発関」(律令時代には敦賀に関所があった)の様相すら呈しているようだ。

39分、発車。

「北陸浪漫」のチャイムに癒されていると、すぐさま長いトンネルに入る。新北陸トンネルでこれがないと、景色は良いが海岸線か峻険な山越えになる所だから、真っ暗な車窓も便利さと引き換えに我慢すべきところだろう。

下り線にも新幹線が居た

51分、越善たけふ着。下りホームに「つるぎ41号」が停まっており、こちらの到着と同時に発車していった。
特に追い抜き待ちとかはなく、そのまま発車。レールを見たら濡れているので、そこそこ降ってた模様。

雨の後たからか、スカッとしている

雨の後のためか、景色がすっきりしている。先程の琵琶湖沿いのどんよりした風景とは対照的だ。

目的地・福井に到着

59分、福井着。もっと乗っていたいが今回は趣味分はあまり濃くしない。後ろ髪を引かれつつ降りた。
【令和6年6月30日乗車】

【完乗】JR西日本 大阪環状線
    JR西日本 湖西線
    JR東海・JR西日本 関西本線

阪急電鉄 宝塚本線 川西能勢口~大阪梅田 17.2km
JR西日本 大阪環状線 大阪~森ノ宮~新今宮 11.7km
     関西本線 新今宮~JR難波 2.5km
     大阪環状線 今宮~大阪 8.8km
     東海道本線 大阪~山科 43.8km
     湖西線 山科~近江塩津 74.1km
     北陸本線 近江塩津~敦賀 14.5km
     北陸新幹線 敦賀~福井 49.2km

小計 221.8km

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