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ふたりの読書会
今日、三男が夕食に親子丼を作ってくれた。スマホでレシピを見ながら、作ってくれて、とても美味しかった。食後にチョコモナカのアイスを半分こして食べた。
三男は中1の2学期から学校に行かなくなった。部屋に鍵をかけてしまい、滅多に出てこない。そのうち昼夜も逆転したり、気が気じゃない状態だった。
それでも起きていればご飯を食べるし、おやつに誘えば部屋から出てきた。だから、食事とお茶の時間は貴重だった。
パン屋さんの菓子パンや、コンビニのスイーツを二つ違うものを買ってきて、半分こして二人で両方を味わった。美味しいねって言い合えるのが嬉しかった。
一時期「キノの旅」という本を図書館で借りて読むようになった。予約を入れて取りに行くのは私だったけど、三男が本を読んでいるのも嬉しかった。
ある時、食事の準備をしている時に、そばで読んでいたので、「読んで読んで〜」とお願いしたか何かで、三男が朗読してくれた。「キノの旅」は短編の連作で、一話だけでも面白い。アニメもあるみたい。
読んでもらっているうちに、私も夢中になった。時々、朗読してもらったり、あらすじを語ってもらったりした。三男は要約がとてもうまいので、面白い。
意図したわけではないけれど、いい時間を過ごしていたな。ふんわりとした愛しい思い出。