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大月英明・南山学園裁判②勝訴しました
「孤立無援のブログ」の管理人である私が原告として、大月英明(南山大学講師)と南山学園を訴えていた裁判について一審の判決が出たのでお知らせします。
本訴において、私が勝訴しました。
また、反訴においては敗訴となりました。
損害賠償額はいずれも1万円であり、金額的には引き分けとも言えます。
しかしながら、実質的には私の勝訴と考えています。
判決のポイント
主文
1 被告大月は、原告に対し、1万円及びこれに対する令和5年7月8日払済みまで年3分の割合による金員を支払え。
2 原告の被告大月に対するその余の請求を棄却する。
3 原告の被告南山学園に対する請求を棄却する。
4 原告は、被告大月に対し、1万円及びこれに対する令和4年8月16日支払済みまで年3分の割合による金員を支払え。
5 被告大月のその余の請求をいずれも棄却する。
6 訴訟費用は、原告と被告大月との間においては、本訴反訴を通じ、各自の負担とし、原告と被告南山学園との間においては、原告の負担とする。
7 この判決は、第1項及び第4項に限り、仮に執行することができる。
実質的な勝訴と考える理由
本訴において、損害賠償額は1万円と少額ながら、裁判所は私の主張の一部を認めました。
反訴において、大月英明先生の請求も一部認められましたが、その余の請求はすべて棄却されました。
私は大月英明先生から名誉毀損で反訴されたのですが、その請求内容は、慰謝料として200万円払え、プラス弁護士費用で20万円払え、プラス謝罪広告を掲載しろ、という内訳です。
これらがすべて棄却です。しかし、私がブログに書いたある表現だけが相手方への名誉感情侵害に当たるとして、1万円の賠償となりました。つまり、私の主張がほとんど認められているので、実質的には勝訴と考えます。
訴訟費用の負担の違い
私は本人訴訟であり、裁判にかかった費用は印紙代と切手代だけです。
一方、大月英明先生は林佳宏弁護士という一流弁護士に依頼しており、数十万円、あるいは100万円以上の費用がかかったと推測されます。
そして、この訴訟における私の経済的利益は200万以上なので、コストパフォーマンスの観点からも私の勝訴と言えます。
社会的意義
埼玉県立大学准教授の高村夏輝先生との裁判に続き、今回もたった1万円かよ、とお笑いになるかも知れませんが、私は弁護士に頼らず、独学で法律を勉強し、判例を調べ、訴状も準備書面もすべて自分で書き、勝訴しました。
しかも今回は、相手方から損害賠償として、220万円プラス謝罪広告の掲載という反訴を起こされるという、気の弱い女性なら泣いて逃げ出すような絶体絶命のピンチに陥りながらも、林佳宏弁護士という一流のプロを相手に、法律の素人がたった独りで堂々と闘い抜きました。
私は原付免許の学科試験に落ちるほど、法律のことを知りませんが、素人でも弁護士と互角に闘えることを証明しました。
この1万円は、私にとっては小さな一歩ですが、同じようにネットの誹謗中傷で苦しんでいる被害者にとっては一筋の光明となることでしょう。
これもひとえに、陰ながら応援してくださった読者のみなさんのおかげです。
これに慢心せず、今抱えている裁判に全力で取り組むとともに、これまで私を誹謗中傷してきたやつらに対して、一人残らず徹底的に、全力で裁判闘争を闘っていくことを誓います。
有料記事で、反訴についての解説をしています。
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