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💡【ぜひ!電気安全学習の参考に!】電気安全学習会をイメージしてみる
いろいろ学んできましたが、電気安全の基本について、電気安全学習会をイメージして意識を高めたいと思います。
以下、電気安全学習会のセミナー主催者になったとしてコメントをテキスト化したいと思います。
スタート ↓
1.電気安全を学習する意義について知ろう
消費者は、消費者被害の防止や持続可能な社会を作っていくために生活に関する様々な事項について学習し、実践力を身に着けていくことがいくことが重要です。それは、消費者として社会のルールである法律を遵守することでもあります。
関係する法律として、以下の2つの条文があると考えます。
消費者基本法第七条 消費者は、自ら進んで、その消費生活に関して、必要な知識を修得し、及び必要な情報を収集する等自主的かつ合理的に行動するよう努めなければならない。
消費者安全法第五条 2 消費者は、安心して安全で豊かな消費生活を営む上で自らが自主的かつ合理的に行動することが重要であることにかんがみ、事業者が供給し、及び提供する商品及び製品並びに役務の品質又は性能、事業者と締結すべき契約の内容その他の消費生活にかかわる事項に関して、必要な知識を修得し、及び必要な情報を収集するよう努めなければならない。
では、なぜ、電気安全を学ぶのか。それは、行政や事業者において消費者の電気災害防止のため関係法規の整備や製品自体の安全性向上に努め成果も出ていますが、消費者が所有、使用する電化製品や電気設備が原因で多くの電気災害が発生している事実があるからです。
消費者庁に報告される重大事故の過半が電気製品に分類され、東京消防庁のデータですが、全火災に占める電気機器火災の件数は3割を超えています。そして、出火原因の多くが消費者に関連する維持管理や取扱に関わるものなのです。
理想は当然、ゼロになることです。
そのために、消費者は電気安全について学ばなくてはならないと考えます。
メーカーのサイトですが、電化製品の事故事例が非常に分かりやすくまとめられています。時間のある時にご覧ください。
ナイトの製品安全に関する資料です。こちらもとても役に立つ資料です。ぜひご覧ください。
2.電気安全学習会のテーマ
電気安全学習会のテーマは、自宅のポイントを絞った電気安全の見える化です。全ての電化製品を安全に使用するのが大前提ですが、今回の学習会ではこのテーマで進めたいと思います。
①コンセントに常に接続されている電化製品をリストアップ
まずは、コンセントに常に接続されている電化製品を考えて、リストアップしてください。
なぜ、常に接続されているものをリストアップするのか。
電化製品のスイッチがオフでも電気が常に流れている可能性があるからです。
念のため、リストアップしたものとあっているか帰宅後に確認をお願いします。
回答例 冷蔵庫、テレビ、電子レンジ、洗濯機、空気清浄機、掃除機の充電機、エアコン、パソコン、便座、延長コード
②取扱説明書の有無を確認
次に、①でリストアップした電化製品のうち、取扱説明書を保管しているものには〇、保管していないものには×をつけてください。分からないものは△をつけてください。
回答例 〇冷蔵庫、△テレビ、〇電子レンジ、〇洗濯機、△空気清浄機、×掃除機の充電機、〇エアコン、△パソコン、×便座、△延長コード
取扱説明書がないものは、帰宅後必ず、インターネットで検索してスマートフォンやパソコンに保存するか、印刷できる場合は印刷してください。インターネットで検索してもない場合は、メーカーに問い合わせて確認してください。
分からないものは、帰宅後再確認し、なければ同様に用意してください。
③取説の確認、点検の実施
①、②で自宅のポイントを絞った電気の見える化は完了です。ですが、実際は、ここからが重要です。
帰宅後、取説を確認してください。取説を読むことが電気安全の重要なポイントです。そして、二つの電気安全活動を行ってください。なお、点検の際には、感電しないよう十分注意してください。必要であれば、メーカーに点検の依頼をするのも選択肢だと思います。
第一 取説の安全上の注意、使用上の注意を確認してください。注意事項に沿って使用していればいれば〇です。もし、違った場合はすぐに改善してください。
第二 点検事項の記載があれば取説に沿って各自点検を行ってください。
④使用年数の確認、買い替えの検討、規格の確認、リコールの確認
取説に記載の製品の型番などから調べると電化製品の製造年が分かると思います。その製品の耐用年数をインターネットで検索して、耐用年数を超えている場合は、適宜、買い替えを検討してください。
延長コードなど電気用品法の規格に適合を要するものがあります。対象の製品は認証マークを確認してください。特に延長コードの耐用年数は長くありません。あるメーカーでは「消耗品」いう表現もあります。2012年に新規格となっていますので古いものは交換を検討してください。その方が安全性が高まります。
リコールが実施されている場合があります。以下のサイトで確認し、適切な対応を行ってください。リコールの内容によっては速やかに使用を中止してください。
⑤報告
〇日後までに、各自、①~④までの実施結果と感想の報告をお願いします。
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以上が電気安全学習会のイメージです。イメージをテキスト化することでさらに電気安全の意識が高まりました。
報告書のイメージは以下の感じですが、報告については、一方通行ではなく確認してコミュニケーションすることで学習会参加者の電気安全意識の定着度合いが少しでも高まるのではとも感じました。
【報告イメージ】
毎日が電気安全
SDGs7,12
2022.1.15
電気災害、停電の経験などヒヤリハット経験やポータブル電源など災害、停電の備えなどイントロで意見交換するのもいいと思います。
以 上