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英語コンプレックスは幸せの裏返し

最近は翻訳ツールなどが実用化され、海外の人とのコミュニケーションにも困らないようになってきました。しかし、「英語をペラペラ話してみたい」と思う人も少なくないでしょう。

今は小学校から英語の授業がありますが、昔は中学から英語の授業が始まりました。多くの人は、中高の6年間は英語を学びますから、学習量としてはかなりのものです。しかし、多くの人はそれでも英語を流暢に話すことができません。英語を話せないことは、”日本人の英語コンプレックス”にすらなています。

日本人が英語が喋れない理由は色々ありますが、最大の理由は『英語が無くても生活できる/困らない』からです。日本から出なければ外国語は必要ありませんし、海外関係の仕事でなければ外国語を使う機会は殆どありません。日本人は英語が無くても、自由に気ままな生活を送ることができます。

ヨーロッパは、陸続きで国が隣接していますし、EU内では人の往来も自由です。そうなると必然的に、外国語が必要となります。オランダなどでは3-4か国語は当り前になっているそうです。また、発展途上国では大学などの高等教育が母国語で出来ません。それは、母国語で書かれた専門書(教科書)が無いからです。日本では、街中の大きな本屋さんに行けば”日本語で書かれた専門書”が売られています。しかし、そんな恵まれた国は意外と少数派です。

日本人の英語コンプレックスは、”幸せの裏返し”なのかもしれません。

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