女子ボクシング・フェザー級の入江聖奈さんが、8月3日、東京オリンピックの決勝でネストイ・ペテシオ選手(フィリピン)を5-0の文句ナシの判定で下して、金メダルを獲得しました。2012年に女子ボクシングがオリンピック競技に採用されて以降、日本勢として初めての出場で初優勝しました。
「勝者、ブルー」と言われた瞬間、入江選手はカエルのように大きくジャンプしました。実は、入江選手はカエルが大好きらしく、自身でもカエルを飼っていたことがあるそうです。インタビューもカエルがらみでした。「何も覚えてない。気がついたら、君が代が流れていた。世界一になったと感動しています。今日だけは、殿様ガエルになれたと思います」と笑顔を浮かべていました。
カエル跳びと言えば、ボクシング元世界ジュニアミドル級王者の輪島功一さんがあみ出したパンチです。カエル跳びでは、相手の目の前で一瞬しゃがみ、伸び上がるのと同時に放つパンチです。カエルパンチとも呼ばれ、一度相手の視界から消えるので、奇襲攻撃としての性格を持つと考えられています。しかし、輪島さんがカエルパンチを放ったのは、世界タイトルを奪取したカルメロ・ボッシ戦だけで、現役を通じて使用したのはこの一戦のみだそうです。また、試合後には「あんなのはボクシングではない」と非難されたそうです。
今回の決勝では、カエル跳びパンチは見られませんでしたが、カエル跳びでの歓喜のジャンプが見られました。偶然ですが、カエルの記事を書いているものとしても、嬉しいニュースでした。多分これまでには、苦しい減量や激しい練習があったはずです。入江選手、本当におめでとうございます。
ちゃっかり金メダルに便乗させて頂きました。入江選手、落ち着いたら私の記事を見に来てね^^。