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鉛筆の濃さにも時代の流れが・・・
私は子供の頃、鉛筆の濃さはHBが当たり前でした。硬筆の書道の時には、とても濃い5Bや6Bを使っていましたが、HBが最も”常識的な”鉛筆の濃さでした。しかし、このかつての常識は通用しません。
今の小学生は筆圧が弱くなったので、固いHBではノートに字が上手く書けません。また、HBだと字の色が薄くなるので、タブレット学習時のスクショ(スクリーンショット)に対応できないのだそうです。そのため、基本的な鉛筆の濃さは2Bとなってきます。
既に成人したうちの子に聞いたら、「通っていた小学校では2Bの鉛筆が指定されていた」という事実を教えてくれました。すでにかなり前から、鉛筆の濃さはHBから2Bに代わっていたようです。オジサンは全く知りませんでした。
ところで鉛筆の濃さは22段階あります。以下はそのうちの20段階の濃さの見本例です。画像にはありませんが、10Bは最も濃く、10Hが最も薄い鉛筆になります。このデジタル社会で、鉛筆が生き残っているのは奇跡的かもしれません。将来的には筆記具としての用途は薄れ、アートの利用に限定されていくのでしょう。
大昔、大学の頃に習った製図(もちろん鉛筆を使用)は、コンピュータを使ったCADに置き換わっているそうです。ここにも時代の流れが・・・。
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