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学習にはフィードバックが大事です!!
フィードバックは、元々はITや工学の世界で使われている言葉であり、入力したデータから得られる出力データを、さらに入力へと戻す操作のことを指します。現在では、ビジネス面や教育面などの、より広い分野で活用されているようです。ビジネス・教育でのフィードバックとは、「対象者の言動に対して、他者が口頭や文章などで改良や調整を促すために指摘する行為」と解釈されています。
例えばビジネスであれば、上司が部下の働き方やパフォーマンスに対して、よりパフォーマンスを高めるために助言を与えることや、教育では教員が生徒の成果物に対してアドバイスを与えて、より良い改良ができるように指摘をすることが、”フィードバック”に当たります。
しかし、ここで言いたいのは他者を介したフィードバックではなく、自分自身へのフィードバックです。実用書やビジネス本では、知識を効率的に詰め込むインプットの方法や、効果的なプレゼンテーションなどのアウトプットの方法のハウツー本が数多く出版されています。私も最近アウトプットに関する本を読んで、なるほどと感心した一人です。
確かに、インプットもアウトプットも重要ですが、ここで忘れてならないのがフィードバックです。赤ちゃんが言葉を覚える場合、最初から正しい言葉を喋れるわけではありません。最初は自分の耳で聞こえた通り「マーマー」と発音し、お母さんから何度も「ママ」だよと正しい答えをフィードバックされることで、最終的に「ママ」と発音できるようになります。英語の学習も同じで、このフィードバックが大事です。
学習には、”インプット⇒アウトプット⇒フィードバックしてインプットへ”の流れが重要です。これを繰り返すことで、言語や知識を獲得していきます。AIの世界(機械学習)でも、これと同じことが行なわれています。誤差逆伝搬(バックプロパゲーション)は、まさにフィードバックをアルゴリズム化したものです。
インプットやアウトプットの書籍はたくさんあるのに、フィードバックの本はあまり見かけません。私が知らないだけ?。