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 英単語には語尾が”y”の形容詞がたくさんあります。天気に関係するものだけでも、sunny, rainy, windy, cloudy, snowy・・・など、まだまだあります。これらの単語は、名詞のsun,rain,cloud,snowに接尾辞”y”をつけて形容詞化したものですが、この”y”にも明確な意味があります。

 すべての場合に当てはまるわけではありませんが、”yは”沢山”や”いっぱい”のような数・量が多い状態を表していると考えれば、辻褄が合います。sun(太陽)がいっぱいでsunny(晴れ)、cloud(雲)がいっぱいでcloudy(曇り)です。知らない形容詞でも、前の名詞部分の意味がわかれば単語全体の意味が類推できます。接尾辞”y”は、manyの”y”と覚えれば簡単ですね。こじつけですが、many自体もman(人)がいっぱいの状態(=man+y)と考えれば、不思議と納得できます。

 muddy(泥だらけ)やdusty(埃だらけ)も、mud(泥)+”y”やdust(埃)+”y”です。ここで気づいた人もいると思いますが、sunやmudのように単音節の名詞の時は、sunnyやmuddyのように名詞の最後のアルファベットを重ねます。語源を調べたら、happyもhap(偶然[古語])+”y”の仲間で、偶然がいっぱい重なった状態、すなわち幸運(幸福)な状態を意味しているみたいです。

 では、語尾がyで終わる名詞の場合は、綴りがどうなるかわかりますか?・・・。答えは、語尾に”ey”を加えるのが正解です。普段の生活では、あまり使うことはありませんが、地質などの学術用語でclayeyという単語があります。clayは粘土という意味なので、clayeyは”粘土質の”と言う意味です。つまり、粘土がいっぱいの状態を表しています。


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