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はじめて買ったレコード
”はじめて買ったCD”は思い出せませんが、”はじめて買ったレコード”ならよく覚えています。音楽CDすら過去のものになった今、レコード盤は化石みたいな存在です。今の若い人たちは”レコード”の実物を見たことが無い人も多いでしょう。一部のマニアたちにとっては、お宝のようですが・・・。
タイトル画は、”レコードプレーヤー”といって、レコードから音楽を再生するための装置です。タイトル画の機種は、当時のヒット商品の復刻版ですが、私の家にもソックリなものがありました。
レコードプレーヤーを買ったものの、家には一枚もレコードがありませんでした。当時売られていたのは、ドーナツ盤やEP盤と呼ばれた通常サイズのものと、LP盤と呼ばれた直径30センチの大判サイズのものでした。
今から50年以上前の小5の時、誕生日のお祝いにレコードを買ってくれることになりました。田舎なので、レコード店は街に1件しかありませんでした。そのレコード店に母と行って、レコードを2枚買いました。当時はお子チャマだったので、オシャレな洋楽などには興味がなく、アニメの主題歌のレコードを買いました。
一枚は当時流行していた『仮面ライダー』で、もう一枚は『天才バカボン』でした。現在でもシリーズ化されて人気が高い仮面ライダーですが、もちろんこの時は、藤岡弘さんが演じる初代の仮面ライダーでした。たしかこの主題歌は、その後『およげ!たいやきくん』で大ヒットを飛ばす子門真人さんが歌っていました。
『天才バカボン』も何度かアニメ化されたり、実写映画も作られている人気コンテンツですが、この時が最初のアニメ化でした。この主題歌は、リーガル天才・秀才という漫才コンビが歌っていました。この歌は、「西から登ったお日様が、東へ沈~む♪ ・・・」で始まります。もちろんバカボンですから、実際はその逆です。この歌詞のお陰で、”太陽が東から登って西に沈む”ことを覚えることができました。
人生初の二枚のレコードは、今でも記憶に残るレコードです。