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この絵を見たことがありますか?。美術の教科書などにも載っているので、見たことがある人は少なくないでしょう。実家に、この絵をジグソーパズルにしたものが飾られていました。暇を持て余した実家の母が完成させたものでした。

今から約30年前の話です。正月に夫婦で実家に帰省したのですが、たまたま弟夫婦も帰省していました。いつものように、だらだらとお酒を飲みながら家族で談笑していたのですが、何かのキッカケで弟がジグソーパズルの絵に気が付きました。我が賢弟は、すかさず「この絵のタイトル知ってるぞ。たしか、ピカソの農民でしょ!」としたり顔です。

ブッブ―!。画家名の「ピカソ」も、画題の「農民」も不正解です。正解は「ミレーの落穂拾い」です。ミレーまでわかってても、落穂おちぼ落葉おちばと勘違いしている人が結構います。絵は見たことあっても、正確な情報は結構知らないものです。しかし、両方とも間違うとなると・・・。

ちなみに、落穂は貧しい人たちのために”わざと残している”のだそうです。おそらく、当時のセーフティーネットみたいな習慣だと思います。ミレーは、そんな貧しい人たちの日常を描いたのです。

中途半端な知識は、怪我の元です。赤っ恥をかかないためにも、わからない時には「わからない」とハッキリ言いましょう。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」です。

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