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オジサンのための現代用語#12 プリン脳

日本でプリンと呼ばれるものは、お菓子やデザートのプリンを指すのが一般的ですが、元々はプディング(pudding)と呼ばれる料理の総称です。プディングは、小麦粉・米・ラード・肉・卵・牛乳・バター・果物などの材料を混ぜて、砂糖や塩などの調味料や香辛料で味付けし、煮たり蒸したり焼いたりして固めた料理です。日本のプリンは、プディングの一種のカスタードプディングから派生したものです。

プディングが日本に伝わったのは、江戸時代後期から明治時代初期らしいのですが、その名前は日本人の耳には”プッジング”や”ポッディング”などと聞こえたようです。最初は統一されていなかった呼び名も、やがて”プリン”という発音・カナ表記として定着しました。

ところで、”プリン脳”という言葉を知っていますか?。直訳すると”pudding brain”なので、タイトル画のような”プディングで出来た脳味噌”のことを指しますが、正解は違います。駄洒落のようですが、プリン脳=不倫脳です。不倫する男女は、自分が人倫にもとる行為をしているのを棚に上げ、さも悲劇のヒーロー・ヒロインであるかのように酔いしれます。どうやら、不倫にどっぷり浸かって自己中心的な理屈を正論として言い張る、または思いこむ脳の状態のことを指して、プリン脳と言うようです。これもネットスラングのようなものです。

プリン脳と関連した言葉として、不倫した女性を”プリンちゃん”といいます。しかし不倫した男性を”プリンくん”とは呼んでいないようです。どうしてでしょうか?。また、不倫した既婚者を”シタ”、不倫された側を”サレ”と呼ぶようです。YouTube動画にも、不倫をネタにした動画が数多く投稿されています。昔、”不倫は文化だ”といった芸能人がいます。この動画の数の多さを考えると、不倫というは文化なのかもしれませんね!?。

私はと言えば、このような駄文を書く元気はあっても、不倫する元気はありません。

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