『じょもにゃん』と『ひこにゃん』と『唐ワンくん』
昨日の2月22日は、「猫の日実行委員会」が1987年に制定した『猫の日』でした。この記念日は、猫の鳴き声「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで決まったようです。この猫の日に合わせ、福島県郡山市の大安場史跡公園は、郡山市西田町鬼生田の遺跡から出土した”ねこ頭形土製品”の愛称を『じょもにゃん』に決定したと発表しました。
この”ねこ頭形土製品”の愛称募集には、国内外から3,802点が寄せられたそうで、その中の8人から提案された『じょもにゃん』が選ばれた。この土製品の詳しい用途は不明で、”ねこ頭型”というのも、現代人が勝手に想像しているだけのようです。私の勝手な解釈ですが、出土した地名の鬼生田から、”角の生えた鬼”を模したものかもしれません。
”○○にゃん”で思い出す有名なマスコットと言えば『ひこにゃん』です。ひこにゃんは、滋賀県彦根市のキャラクターですが、認知度が抜群です。しかし、ひこにゃんの愛称は1,167点の一般公募から選定されたそうなので、じょもにゃんの応募数の方が3倍以上もあります。
ひこにゃんは、彦根藩の2代目藩主・井伊直孝に縁ある1匹の白猫をモデルとしていて、戦国武士の兜をかぶっています。元々は、2007年に築城400年を迎えた彦根城の記念イベントの期間限定イメージキャラクターとして登場したのですが、全国規模で人気となり、このイベント終了後も引き続き活躍しています。
ひこにゃんに激似なキャラクターに『唐ワンくん』という犬型のゆるキャラがいます。穏やかな表現で言えば、ひこにゃんをリスペクトした親戚的なキャラクターです。唐ワンくんは、佐賀県唐津市の唐津城築城400年のイメージキャラクターとして誕生しました。誕生の仕方も、ひこにゃんの場合と似ていて、「ひこ⇒から(唐)」と「にゃん⇒ワン」という名前の安易な命名法は、どう考えてもパクリそのものです。
しかし唐ワンくんは、「ゆるキャラグランプリ2010」で2位を受賞したこともある実績の持ち主でもあります。たぶん、ゆるキャラなので、立ち位置もゆるくて良いんでしょうね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?