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自分マガジン うんちく編

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ウンチクに関する記事が増えてきたので、マガジンにまとめました。
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記事一覧

ワインの”ボディ”について

人間のボディは「身体」という意味ですが、ワインのボディは「骨格(基本構造)」を指す言葉で、ワインの味わいのふくよかさや重厚感、渋みの度合いを表現するために使われます。しかし”渋み”は理解できますが、”ふくよかさ”や”重厚感”という言葉は曖昧で、いまいちピンときません。 ワインはこれらの度合いを総合判定して、フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディの三種類に分けられるのだそうです。ワインをコーヒーに例えるのはおかしいかもしれませんが、エスプレッソのような”濃くて飲みごたえの

11月18日はミッキーマウスの誕生日

私のブログでは、ネタに困った時に、”今日は何の日?”という話題について書いています。今日もネタ探しに困って見つけたのが、『ミッキーマウスの誕生日』です。ディズニーファンには常識なのかもしれませんが、私には初耳の情報でした。以下はXにポストされたミッキーの誕生日に関する記事です。 この記事で気になったのは、ミッキーマウスのことより、トポリーノ≒トッポ・ジージョという音の類似性です。『トッポ・ジージョ』は、マリア・ペレーゴさん原作のイタリア人形劇のネズミのキャラクターです。私が

1年の中で最も記念日が多い日

今日11月11日は、1年の中で最も記念日が多い日です。以下のリストだけで13も記念日が重なっています。『ポッキーの日』や『チンアナゴの日』というのは想像つきますが、その由来がちょっと想像つかない記念日もあります。 この中で、チンアナゴに次いで愛らしい『シマリスの日』の由来を調べてみました。タイトル画からわかるように、シマリスの背中には5本の縞があります。強引なコジツケかもしれませんが、この5本の背中の縞を”11/11”と見立てて、11月11日をシマリスの日に決めたようです

オジサンのための現代用語まとめ#3

まとめ記事は”手抜き”のためですが、それ以外にも、自分の”記事の整理”のためでもあります。長くブログを続けていると、自分でもどんな記事を書いたか忘れるときがあります。まとめ記事を作れば、記事の一覧が一目瞭然で、その当時、自分がどんな言葉に興味を持ったのかがわかります。 それにしても、最近の言葉の多様性には驚きます。

俺たち○○族 若者が群れていた昭和の時代

『○○族』と聞いて、どんな族を思い浮かべるでしょうか?。この回答は、世代によって大きく違うと思います。 カミナリ族というのは、今で言うと暴走族に近い人達のことで、公道をオートバイで高速走行することを嗜好していた人達を指します。カミナリ族は、今は遠い過去になってしまった昭和30年代から40年代頃に用いられていた俗称です。名前の由来は、マフラーの改造によって出る”雷のような”大きな騒音です。 みゆき族は、銀座のみゆき通り近辺にたむろしていた”ちょっとオシャレで革新的な”若者に

オジサンのための現代用語まとめ#2

昨日の記事投稿で、1300日連続投稿となりました。つまり約三年半、記事を投稿し続けたことになります。ここらで一休み。今日はちょっと手抜きで、まとめサイトの記事になります。時々、こんな手抜きをしないと、連続投稿はできません。悪しからず。

真っ赤な太陽は本当か? 色の共通認識

”真っ赤な太陽”という言葉は、小説や歌詞などにも使われるように、日本人にとっては当り前の共通認識です。幼児にお日様の絵を描かせれば、多くの子供が”赤いお日様”を描くでしょう。私も子供の頃は、何の疑いもなく、太陽は赤く塗っていました。 しかし、”海外の太陽”は色が違います。タイトル画のように、海外では”黄色い太陽”が一般的です。物の色については、その国の文化が大きく影響しています。日中の太陽は眩しすぎて直視することができません。そのため、何色なのかがわかりません。日本の太陽が

フェイクが本物を超える時 カニとカニカマ

カニカマ(蟹蒲)は、カニカマボコ(蟹蒲鉾)の略で、風味・食感・形・色などを蟹の身に似せて作られた蒲鉾のことです。もちろんカマボコですから、主な原料はスケトウダラ(のスリ身)で、カニは全く入っていません。ブッチャケて言えば、カニのフェイク品ですが、いまや日本以外でも大人気です。むしろ、ヨーロッパでは日本以上に人気があります。 日本ではカニカマという名称が一般的ですが、ヨーロッパでは"surimi"(すり身)という名称で知られています。tunami(津波)のように、日本語がその

左と右ではどっちがエライ?

左遷という言葉は聞きますが、右遷という言葉は聞いたことがありません。左遷とは、官職をそれまでよりも低い位置に下げられることから転じて、高い地位から低い地位に落とされることを意味します。また左遷は、中央から地方へ移される(都落ち?)ことなどを指す場合もあります。古代中国では、右を尊んで上位とし、左を下位としたところから出た言葉です。つまり、右が左よりも良いという価値観を反映しています。 しかし、日本の朝廷での官職は、右大臣よりも左大臣の方が役職位置は上となっています。雛段飾り

”ツチノコ”ノコノコ虎視耽々

ツチノコ(槌の子)は、日本に生息すると言い伝えられている未確認動物です。槌というのは、藁を柔らかくするための藁打ち作業の際に用いる、叩き道具・横槌のことです。目撃されたツチノコは、下図のように胴が太く、その形状が槌に似ていることから命名されたようです。なお、ツチノコという名称は、京都・三重・奈良などで用いられていた方言だそうです。 この未確認動物は、北海道と南西諸島を除く日本全国で“目撃例”があり、東北地方ではバチヘビとも呼ばれ、ほかにもノヅチ、タテクリカエシ、ツチンボ、ツ

USED IN JAPAN 中古品を世界へ!

"MADE IN JAPAN (日本製)"はよく聞きますが、ちょっと聞き慣れない”USED IN JAPAN”という言葉もあります。この英語を直訳すれば、”日本で使用された”という意味です。海外製のモノであっても、メンテナンスがしっかりした日本で丁寧に使われたモノは、それだけで価値を持ちます。 一時期、日本の“モッタイナイ”が世界へ発信されて流行ったことがありました。商品のリユースは、環境問題を考えるうえで重要ですが、安価に買えるのでコスパ的にも重要です。日本で使われた実績

足を洗う

日本語には、”足を洗う”という慣用表現があります。これは、”実際に誰かの足を洗う”という意味ではなく、”悪い生活を止め、まっとうな生活へと立ち返る”ことを意味しています。どうやらこの言葉は、仏教由来の言葉のようです。 キリスト教の儀式に、”足を洗う”洗足式というのがあるそうです。この儀式は、最後の晩餐のとき、イエス・キリストが弟子たちの足を洗い↑↑、「主であり、師である私があなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない」と命じた聖句に由来する

人を呪わば穴二つ 呪詛について

今年のNHKの大河ドラマ『光る君へ』を見ていたら、呪詛と呼ばれる”憎い相手を呪い殺す”行為がたびたび出てきます。もちろん、実際にはそんなことはできないのですが・・・。現代では非科学的な行為として片付けられますが、その当時は大真面目で呪詛を恐れていました。 言葉には力があって、言霊という霊力があると信じられていました。そのため、その言葉を使って呪うことで、憎い相手を病気にしたり殺したりすることが可能だと考えていました。今では非科学的で非常識なことも、当時は常識的な考えでした。

促音とオノマトペ

促音と聞いても、ピンとこない人が多いと思います。促音とは、「っ」「ッ」で表される”詰まる音”のことです。例えば、きって(切手)やラッパなどに使われています。ただし、促音は単独では使われずに、”あっ”や”よっ”などの感嘆詞を除けば、二つの文字に挟まれる形で使われます。 オノマトペは、擬音語と擬態語の総称です。擬音語は、「ワーワー」や「キャンキャン」のように人・動物・物が発する音を表現し、擬態語は、「ザワザワ」や「シンシン」などの音がない雰囲気や状態を表現します。 促音がオノ