№254 本質を見抜くために反対派の情報も取り入れてみる。
ボクたちはどうやら、
自分の考えに合うモノについては理解を深めるけど、
違う考えについては
あまり取り入れようとしない傾向にあるようです。
まあ当たり前といえば、
当たり前なのかも知れません。
最近特に思うのですが
とはいえ、向こう岸にいる
ボクとは意見が違うあの人の声を
とりあえず聞いてみるという意味においても
とても大事な気がするのです。
あ、今日は挨拶が無い始まりの、ちゃんタマです。
で、今日はそんなお話しです。
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本質を見抜くには、
良い情報も悪い情報も受け取ってみる。
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先入観というのは、
意外なほど強くボクたちの意識に作用します。
そして先入観による思い込みは、
いろいろなものを失う原因となったりもします。
時間が経てばその情報が正しかったのか?
間違っていたのか?
正確にわかることも多いのですが、
とかく人間はせっかちな生き物みたいです。
冷静に考えず、つい思い込んでしまったり、
つい流されてしまったり、ということが多々あります。
そこで先入観を捨てることが大切なのですが、
それができるようになったら、
その次に試してほしいことがあります。
それは自分の中に入ってきた情報の
「反対側」にある情報もあえて受け取ってみる、
ということです。
いわゆる、「中庸」ほど強い立場はありません。
両面の情報を頭の中で混在させることで、
「ことの本質」がぼんやりと見えてくるからです。
すると、普段は意識しない、
自分の中にある先入観に意外と驚くことと思います。
その際、手軽に受け取れるテレビやラジオ、
インターネット上に流れている情報は
警戒心を持ってチェックしてください。
「情報を刷り込もうとする側は、意図を持って情報を流す」
この言葉をいつも頭に置いてください。
情報は先入観の大元であると同時に、
どこかの個人による主観のカタマリだったりするのです。
ですから、正しい情報を受け取る最大の基本は、
「両方の意見を取り入れる」ことです。
思想にこだわらず、
一方の意見や情報を鵜呑みにせず、
いずれもしっかりと聞いてみてください。
その上で、最終的には
自分の中で「話し合って」決めればいいのです。
情報の整理はまず、
この点がしっかりとできれば大丈夫です。
砕けた言い方をすれば、
良い情報も悪い情報も受け取る、
いわば「客観視」がとても大事です。
情報の客観視は、
人間への客観視ほど難しくはありません。
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という事で。
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以前はボク自身も伝聞情報だけで人を判断し、
自分の中で一方的なイメージを
作りあげてしまったことがありました。
その人と
実際に交流しないとわからないことも多くて、
大いに反省しました。
一方的に流されそうになった時は必ず、
その逆にある情報を取り入れてみてください。
もしかしたら
今までは自分の意見だと思っていたけど
本当は誰かの意見を自分の意見と勘違いして
思い込んでいるだけだったのかも知れませんね。
そう考えてみると、
良い情報も悪い情報も、両方取り入れてみてから
じっくり考えて自分なりの判断を繰り返す、
というのが誠実なのかなあと思っています。
現場からは以上でーす。